- 勉強する気はあるのに、残業が多く途中で挫折することが多い
- こんな私でも当初に立てた目標を達成するための勉強法があれば知りたい
私自身もそうですが、取りたい資格があるにも関わらず、日々の仕事で疲弊してしまい勉強が継続できないと感じている方って多いのではないでしょうか?
今回は残業時間が多い(40時間程度)システムエンジニアの方に向けて目標設定ならびに勉強を継続する方法を私の実体験を交えてご紹介します。
まず先に結論を申しますと、至ってシンプルで「継続すること」になります。
以前の私は全く勉強が継続できませんでした。1ヶ月頑張れば受かる資格の勉強ですら、やらない言い訳ばかり探して数日で辞めてしまうといった行動を何度も繰り返していました。
しかし、なぜ「勉強が継続できないのか?」をひたすらに考えたところ目標の基準が曖昧であり「継続する」環境を整えられなかったことが大きな原因であると理解しました。そして、「継続する」環境作りに徹したことで大きな成果はまだ挙げられていませんが、少しずつ目に見える成果を出すことができるようになってきました。
この記事では勉強を継続するために私の中で役立った考え方や方法を大きく2つご紹介します。そして、最後に独学に関する知識が体系的にまとまっている良書をご紹介します。
- 目標設定
- 継続する方法
- おまけ:独学におすすめの書籍【独学大全】
そして、この記事を読み終えた後に得られることは次の2つになります。
- 勉強を継続する習慣が身に付く
- 数ヶ月後に目に見える成果を出せる
本題の前に私の簡単なプロフィールをお伝えします。
- 現在、IT企業に勤めている社会人5年目
- 過去に2度の転職を経験
- 金融系Sier、Web系Sier、外資系コンサル企業の順に在籍
- 現在は外資系コンサル企業の現役SE
- 本転職ブログを2年運用している
残業が多いシステムエンジニアの勉強法①:目標設定

冒頭で紹介した通り目標を達成するためには、「継続すること」が最も大切になります。
この記事では私の経験を基に、勉強を継続するために試して実際に良かったポイントをご紹介します。
また、今回はなるべく誰でも実践できるように非常にシンプルな内容のみ取り上げさせていただきます。
目標設定につきまして最初に掲げる目標が大きすぎると、挫折しやすいと言われますが以下の点を抑えればどんなに大きくても全く問題ありません。
- 目標の基準が明確
- 毎日無理なく実行できる作業量になっている
どんな目標でも構いませんが、達成できたかどうかが明確にわかる目標でなければ高確率で挫折してしまいます。そして、ざっくりとした勉強の計画ではなく、1日単位の作業量に落とし込めていなければこちらも挫折する原因となります。
例えばAという資格取得を目標にする場合
- 目標達成に必要なスキルを明確にする
- スキルを習得するために1日の作業を書き出す
→参考書○ページ進める、過去問○問解くなど
そして、1日単位の作業に落とし込む際はなるべくストレスのなく遂行できる作業量まで減らしてください。
というのも「1日1時間勉強する」って意外と簡単そうですが、慣れないうちは本当に継続することが辛いものです。(私も何度も挫折しました…(^^;)
そして、1日でもサボってしまうと自己嫌悪に陥り、そのまま辞めてしまうことも多々あります。まずは「1日15分勉強する」程度まで継続するハードルを下げてください。
「そんな勉強時間が少ないといつまで経っても資格に受からないよ…」とお考えの方もいると思いますが、勉強を継続する習慣が身につけば、1日の勉強時間が自然と増えていきますので、まずはストレスなく継続できる最低限の勉強時間を設定してください。
残業が多いシステムエンジニアの勉強法②:継続する方法

目標が設定できたら、次は継続するための環境を整えましょう。
人間の意志の力はとても弱く、「絶対に○月までに資格をとってやる!」と思ってもほとんどの場合、1週間後にはその熱意はなくなり、勉強を辞めてしまいます。
そのため勉強を継続するために必要はスキルは「意志」ではなく「仕組み」です。
ここから、「仕組み」作りのヒントを解説しますので、役に立ちそうなものがあればぜひ試してみてください
- 勉強時間を確保する
- スキマ時間を活用する
- 睡眠をしっかり取る
システムエンジニアの勉強法:勉強時間を確保する
「勉強時間を確保しましょう。」といっても、「月の残業が40時間なので他に時間が取れないよ…」と感じる方も多いと思います。
そのため、確保する時間は仕事前、仕事終わりどちらでも構いませんので、15-30分程度の時間を確保してください。
おそらくこの時間であればテレビ、SNS、youtubeを見る時間を減らせば誰でも確保することができる思います。
システムエンジニアの勉強法:スキマ時間を活用する
次はスキマ時間に勉強することを意識してください。
通勤、お昼休憩、ちょっとした空き時間など日々の業務が忙しいとしても必ずスキマ時間が存在します。
このスキマ時間にニュースアプリを開いたり、LINEの返信をしたりすることは非常にもったいないです。
スキマ時間に勉強する習慣が身につくと、たとえ仕事前、仕事終わりで勉強する時間が確保できない日があったとしても「普段よりは少ないけど、今日も少しは勉強できた!」と自分を肯定することができ、挫折する確率をグッと下げてくれます。
システムエンジニアの勉強法:睡眠をしっかり取る
最後は、仕事と勉強も大切ですがどちらもしっかりとこなすためには身体に気を遣うことが最も大切です。
無理して仕事や勉強して次の日に寝込んでしまっては元も子もありません。
おすすめの方法は寝る時間と起きる時間を一定にすることです。
仕事終わりに勉強をすると決めていたとしても、寝る時間がきたら勉強をストップし睡眠を取る。たとえ勉強できなくてもスキマ時間で勉強しているため自己嫌悪に陥らずに翌日も勉強を継続することができる。
といった具合でストレスなく勉強を継続することができますので、睡眠時間は削らないようにしてください!
以上が勉強を継続する方法になります。
残業が多いシステムエンジニアの勉強法③:独学におすすめの書籍【独学大全】

この記事を書くに至ったモチベーションは、今まで様々な勉強本を読んできましたが【独学大全】が最も網羅的に解説がなされており自分の中で腑に落ちたため今回はその中から特に共感することができたポイントをご紹介しました。
こちらの本は少々ボリューミーですが、非常に読みやすく有益な情報が多いため、手元においていて損は全くございません。
そのため、「独学が続かない。。。」と感じている方に是非おすすめしたい一冊になります。
私のおすすめの読み方は、電子書籍ではなく紙で購入し気になった点や今後の実践したい内容にメモを入れつつ、気になることを書き込んでいくスタイルです。
さいごに:システムエンジニアの勉強法は小さなことをコツコツと積み重ねるのみ

この記事では、残業が多いシステムエンジニア向けに目標を達成するための勉強法をご紹介しました。
目標設定では、「目標の基準を明確にすること」「毎日無理なく実行できる作業量になっていること」が大事であることをご紹介しました。
- 目標設定
- 継続する方法
- おまけ:独学におすすめの書籍【独学大全】
続いて継続する方法では、「勉強時間を確保すること」「スキマ時間を活用すること」「睡眠をしっかり取ること」が勉強を継続させるために必要な要素となります。
- 勉強時間を確保する
- スキマ時間を活用する
- 睡眠をしっかり取る
また、最後までお読みいただいた方の中には「そんな普通なこと言われても…」と感じている方もいらっしゃると思いますが、自分の未来を変えるための行動に近道は存在しません。
近道は遠回りをたくさんした後に見つかるものです。
そのため、誰にでもできることをコツコツつ積み重ねた先にしか自分を変えることはできないことを覚えておいてください。(若い頃は散々近道を探し回ったけど、結局なにも行動してこなかった自分にとても後悔しています。)
みなさんにも同じような想いをして欲しくないと思っております。めちゃくちゃ低いハードルで全く問題ございませんので、この記事が勉強する習慣を身につけるためにヒントになれば幸いです。
最後の章では、おすすめ本の【独学大全】を紹介しました。
こちらは700ページ以上ありますが、それぞれの章が独立しているため、気になる箇所をつまみながら読まれてもスムーズに読むことができます。
私自身が独学に対して考えていた内容が的確に文字で表現されておりますので、気になる方はぜひご覧になってください。