この記事でお伝えしたいこと
複数の転職エージェントを利用している場合、必ず他の転職エージェントにも伝えらようにしてください
ただし伝え方には注意が必要です
- いま3社の転職エージェントに登録しているけど、「複数の転職エージェントに登録している」ことを言った方がいいのかな?
- 複数利用しているって話したら、適当にあしらわれそうで不安。。。
- 複数に登録していることを言うメリットって何もないような気がしてる
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
コロナの影響でリモートワークが主流になったことにより、通勤時間がなくなり時間が増えたためこれから転職活動を始めようと考える人も多くなっていると思います。
そして、転職エージェントを登録してキャリアカウンセラーと面談する時に、『他の転職エージェントは利用していますか?』これは必ず聞かれると思います。
私の結論は『はい、使ってます。』になります。
ただし、答え方によってこその後の転職エージェントの対応がかなり異なってきますので、この記事では『複数の転職エージェントを登録していることは他の転職エージェントにも伝えよう』、『複数登録していることを他の転職エージェントに伝えるメリットとデメリット』、『他の転職エージェントに伝える際の注意点』の3点をご紹介します。
今回の記事は次のようなお悩みをお持ちの方に向けて発信しております。
- 既に複数の転職エージェントに登録しており、転職活動をさらに良くしていきたいと考えている
- これから2つ目の転職エージェントの登録を考えており、先にメリットやデメリットを知っておきたい
先に私の転職歴についてお伝えしておきます。
- 現在、IT企業に勤めている社会人5年目
- 過去に2度の転職を経験
- 1度目はスキル、2度目は年収アップを実現
- 今までに利用した転職エージェントは計10社
- 現在は外資系コンサル企業の現役SE
- 現代の転職活動では転職エージェントは複数登録して、総力戦で戦う必要がある
- 複数登録していることを上手に他の転職エージェントに伝えるコツ
本記事を読み行動することで得られるメリット
- より質の高い非公開求人を紹介してもらえる
- 書類選考、面接の通過率が高くなる
行動しないことによるデメリット
- 質の高い求人が紹介されにくい
- 書類選考、面接の通過率が高くならない
複数の転職エージェントを登録していることは他の転職エージェントにも伝えよう

『複数登録していることを他の転職エージェントにも伝えた方が良いか?』という問いに対して、私の考えは『伝えるべき』と考えております。
理由はこの後の章で詳しく説明するとして、転職エージェントのビジネスモデルに大きく関係がございますので、まずは転職エージェントのビジネスモデルを簡単に説明します。
転職エージェントは基本的に全てのサービスを無料で利用することができます。では「転職エージェントにどこから収益が発生しているの?」という点につきまして、それは「内定先の企業」になります。
つまり、利用者の転職を成功させることで転職エージェントは収益を受け取ることができます。
そのため、利用者に寄り添い丁寧にサポートすることが転職エージェントにとっての役割であり、ビジネスモデルになります。
転職エージェントのビジネスモデルを理解した上で、この後の説明をお読みいただければ今回の内容は確実に理解できますので、ぜひ最後までお読みください。
※1つの転職エージェントしか登録していない方は、こちらの記事を参考に2つ目の転職エージェントのご利用を検討してみてください。
【20代向け】実際に利用して良かったおすすめの転職サイトと転職エージェント【最適な組み合わせも紹介!】
【第二新卒向け】実際に利用して良かったおすすめの転職サイトと転職エージェント【最適な組み合わせも紹介!】
複数登録していることを他の転職エージェントに伝えるメリットとデメリット

メリット
- 競争力が高まりサービスの質が上がる
- 選考の通過率が格段に上がる
デメリット
- 転職エージェントによっては質が下がる
競争力が高まりサービスの質が上がる
なぜ複数登録していることを伝えると競争力が高まるのでしょうか?
転職エージェントの立場に立ってみると理解しやすくなります。他の転職エージェントに登録しており、そちらの転職エージェントで内定が出てしまうとそれまでにいくらサポートしようが1円も収益が発生しないまま、転職されてしまいます。
それに対して、1つの転職エージェントのみに登録している場合、他の転職エージェント経由で転職されることがないため、転職が決まれば必ず収益が発生します。
つまり、他の転職エージェント経由で転職されないように転職エージェントはより質の高い求人を紹介し、転職活動に関わる支援を積極的にやらなくてはを得ない環境になります。
選考の通過率が格段に上がる
それでは具体的なメリットを紹介します。
1番大きいメリットとして「選考の通過率が格段に上がる」ことが挙げられます。
なぜ「選考の通過率が格段に上がる」のかと言いますと、転職エージェント経由で応募する場合、応募者が単に選考を受かるのではなく裏では転職エージェントと企業の方が直接やりとりしております。
そして、複数の転職エージェントに登録している場合、担当のエージェントはどうしても内定が欲しいので、企業の担当者に猛アプローチをかけます。
その結果、選考過程において多少評価が悪かったとしても転職エージェントの猛アプローチにより、選考を通過できることもよくあります。
私の転職活動でもこの現象が起こり、当時は転職エージェントの猛アプローチにより最終面接の選考を受ける前から既に内定を出すことが決まっていたと最終面接の担当者から面接前に言われておりました。
これは極端な例かもしれませんが、
転職エージェントが猛アプローチした時の威力は最終面接すら通過させてしまう力がございます。
転職エージェントによっては質が下がる
デメリットはほとんどございませんが、稀に「転職エージェントの質が下がる」場合がございます。
理由としては、複数登録していることを伝えた際に「うちは情報収集のみか…」と受け取られてしまい、転職エージェントの方のモチベーションが上がらないためです。
もし条件に合わないような求人ばかり紹介される場合は、躊躇せずに転職エージェントの変更を依頼しましょう。
こんな転職エージェントはすぐ変更した方がいい!【僕は実際にチェンジしました】
このようにならないために次の章では「複数登録していることをどのように伝えたらいいのか?」についてご紹介します。
複数登録していることを他の転職エージェントに伝える具体的な方法

この記事で1番大切な内容になります。
複数の転職エージェントに登録している場合、「他の転職エージェントにも登録しているがあなたのところで転職活動を進めたい」ということを伝える必要がございます。
A社転職エージェントに既に登録しており、B社転職エージェントの面談に臨んでいる場合
いい例
Q.他にも転職エージェントに登録していますか?
A.はい、登録しております。
Q.どのように利用していく予定ですか?
A.他の転職エージェントでは、転職のノウハウや気になる求人をチェックします。そして、選考活動は御社をメインで利用したいと考えております。
Q.それはなぜですか?
A.御社の内定率の高さや非公開求人の評価が高いことなど、総合的に見て御社のサービスを利用することで私の転職活動が成功すると考えたからです。
悪い例
Q.他にも転職エージェントに登録していますか?
A.はい、登録しております。
Q.どのように利用していく予定ですか?
A.B社転職エージェントでは履歴書や職務経歴書の添削や模擬面接を依頼しようと考えてます。
Q.それはなぜですか?
A.ホームページや他のサイトでは、利用者のサポート力に関して、とても評価されていたためです。
注意点としては、他に利用している『転職エージェントの名前は伏せておくこと』です。(おそらく確認されると思いますが、「名前は伏せさせていただきます」の一点張りで問題ありません。具体的な転職エージェント名を伝えてしまいと、)
大切なことなので2度言いますが、
B社の転職エージェント経由で転職する気持ちがあることを必ず示してください。
ここを乗り越えられたら、B社転職エージェントはあなたの転職活動をさらに強力にサポートしてくれるでしょう。
転職活動中の具体的な行動としては、単に他の転職エージェントでの転職活動(どの企業の選考に進んでいるかなど)をそのまま伝えるだけです。
そうすれば、転職エージェントが内定を出したいと強く考えるようになり選考の際に企業に対して猛アプローチしていただけるようになります。
さいごに

この記事でお伝えしたこと
複数の転職エージェントを利用している場合、必ず他の転職エージェントにも伝えらようにしてください
ただし伝え方には注意が必要です
転職エージェントを登録してキャリアカウンセラーと面談する時に、『他の転職エージェントは利用していますか?』と聞かれた際は、
『はい、使ってます。』と伝えてください。
複数の転職エージェントに登録していることを伝えるメリット・デメリットは次の通りです。
メリット
- 競争力が高まりサービスの質が上がる
- 選考の通過率が格段に上がる
デメリット
- 転職エージェントによっては質が下がる
現代の転職活動において、転職エージェントを複数登録することが必須となってきております。

そして、単に複数登録するだけよりも他の転職エージェントにも伝えてしまうことで、転職活動がより成功しやすくなりますので、この記事が参考になったと思われた方はぜひ試してみてください(^^)
この記事が今まさに転職活動で苦労されている方にとって少しでも参考になってくれれば嬉しいです!
それでは!