この記事でお伝えすること
転職エージェントを複数登録するメリット
転職エージェントの最適な組み合わせ
転職活動の負担を減らす方法
「転職エージェントを複数登録すると迷惑にならないのかな…」、「連絡がたくさん来て大変そう…」などと思われている方はおりますでしょうか?
この記事ではそのような方に向けて、転職エージェントを複数登録するメリットから複数の転職エージェントを効果的に利用する方法まで徹底的に解説します。
今回の記事は次のようなお悩みをお持ちの方に向けて発信しております。
- 1つの転職エージェントに登録しているが、あまり魅力的な求人が見つからない
- 複数の転職エージェントに登録すると、連絡がたくさん来て大変そうと感じている
先に私の転職歴についてお伝えしておきます。
- 現在、IT企業に勤めている社会人5年目
- 過去に2度の転職を経験
- 1度目はスキル、2度目は年収アップを実現
- 今までに利用した転職エージェントは計10社
- 現在は外資系コンサル企業の現役SE
- 限りなく成功に近い形で転職活動を終えることができる
- 転職活動の負担を減らすことによりストレスの少ない転職活動が送れる
目次からジャンプできますので、気になるところからお読みください。
転職エージェントを複数登録するメリット

まず初めに転職エージェントを複数登録しても問題ないか?につきまして、
私の結論は、全く問題ありません。むしろ転職活動を成功させるためには、それぞれのいいとこ取りをして戦略的に進めれるかどうかが成功の鍵であると考えております。
過去の経験から、このような結論に至りました。そのため、転職エージェントを複数登録するか迷っている方はこの記事をお読みいただき、転職活動を成功させるための戦略を立ててみてください!
転職エージェントの種類

この後の説明でエージェントサービス、スカウトサービスという単語が出てきますので、この2つ言葉について簡単に説明します。
転職エージェントは大きく分けてエージェントサービスとスカウトサービスに分けられ、どちらかだけのサービスを提供している転職エージェントがほとんどになります。
エージェントサービス
エージェントサービスとは、次のような作業をサポート・代行をしてもらえます。
- 転職活動に関する全般的な相談
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 応募企業ごとの面接のアドバイス
- 応募書類の提出や面接の日程調整
- 内定後の条件面の交渉
転職活動に関連するほとんど全ての活動で支援してくれることがお分かりになると思います。
特に1点目の『転職活動に関する全般的な相談』に関して、私が何もわかっていない状態で初めて転職活動をを実施した時にとても役立ちました。(文字通り0からでも転職活動を始めることができました。)
そのため、転職が初めての方で明確な転職の軸が決まっていない!、不安なことが多い!という方は、エージェントサービスを利用し、まずは積極的に転職エージェントの方に相談してみてください。
そして、なぜ無料でこんなにたくさんのサービスが利用できるのかと疑問を持たれる方も多いと思います。
転職エージェントのビジネスモデルとしては、応募者から利用料などは一切もらわず、内定が出た場合のみ、内定先の企業から仲介手数料ももらうことができます。
つまり、内定が欲しいのは転職エージェントの方も同じであるため、内定をもらえるようなことは全てサポートしてれます。(例えば、応募企業の面接でよく聞かれる質問や応募企業が本当に欲しい人材などを教えていただけることもありました!)
繰り返しになりますが、『転職が初めての方』はエージェントサービスの利用をおすすめします!
スカウトサービス
最後に転職が初めてでなく本業が忙しいため転職に費やせる少ない方におすすめのサービスがこちらの『スカウトサービス』になります。
スカウトサービスとは、『職務経歴書を登録しておくことで企業から直接オファーを受け取ることができるサービス』となります。
次のようなメリットがございます。
- 忙しくて求人を探せない人でも転職活動を行うことができる
- スキル・経験にマッチした企業からのオファーが来るため、条件の乖離が少ない
- オファーされた場合、書類選考が免除になる場合もある
スカウトサービスを利用して良かった点としては、エージェントサービスを利用して転職エージェントの方に紹介いただく企業よりスカウトサービスでオファーいただく企業の方が、レベル・質ともに高かったことをよく覚えております。
エージェントサービスとの使い分けとしては、
3ヶ月以内に転職したい!という方はエージェントサービス
半年くらいかけて自分にぴったりな企業に転職したい!という方はスカウトサービス
になるかと思います。
どちらが良い悪いはなく、転職までの期間と転職活動に費やせる時間を考慮し、適切なサービスを選択してください。
私が考える転職エージェントを複数登録するメリット

私が考える転職エージェントを複数登録するメリットは次の3つです。
- 多くの求人を見ることができる
- 転職活動においてお互いのデメリットを補うことができる
- ハズレの転職エージェントに当たった時のリスクを回避する
多くの求人を見ることができる
選択肢が少ないよりは多い方がより自分に合った求人に出会える確率は高くなります。
ただし、多すぎてしまうと提案される求人を見るだけで疲弊してしまうので、多くても1週間単位で提案される求人数は20社以下にしておきましょう。
目安は2つの転職エージェント(エージェントサービス)に登録しておくくらいがベストです。私の経験上、1社では少なく3社では多い印象を持ちました。
転職活動においてお互いのデメリットを補うことができる
転職エージェントはそれぞれ強み、弱みがございます。
今のところ全てにおいて完璧な転職エージェントは存在しないと考えておりますので、転職エージェントに複数登録することで弱みを補い、複数の転職エージェントから成るパーソナライズされた完璧な転職エージェントサービスを作り上げてください。
そうすることでより転職活動の成功に近づくことができます。
※最適な組み合わせは「転職エージェントの最適な組み合わせ」の章で説明。
ハズレの転職エージェントに当たった時のリスクを回避する
業界大手の転職エージェントであれば、他に比べて明らかにエージェントの質は上がります。しかし、中には「経験の少ない方」や「自分の利益しか考えていない」エージェントも少なからず存在します。
1社の転職エージェントのみに登録している場合、もしこのようなエージェントに当たってしまったらかなりのストレスを抱えながらの転職活動になります。そして最悪の場合、自分にとって何のメリットもない転職をさせられてしまう可能性があります。

このようなハズレの転職エージェントに当たった際のリスクを回避するため、大手の転職エージェントは最低2社に登録しておきましょう。
そして、ハズレの転職エージェントに当たってしまっていると思った方はすぐに担当の転職エージェントの変更を依頼しましょう。

以上が私が考える転職エージェントを複数登録するメリットは次の3つになります。
転職エージェントの最適な組み合わせ

過去の転職経験やブログでの発信活動から導き出した転職エージェントの最適な組み合わせを目的別に解説します。
※私が過去に利用したことのある業界大手の転職エージェントで構成しているため、どのパターンを採用したとしても大きくハズレることはございません。
ここまでお読みになられた方は既に気付いているかもしれませんが、私が考える最適な転職エージェントの登録数は「エージェント2つ+スカウトサービス1つ」になりまして、この3つの登録数に基づいて目的別の最適な転職エージェントをご紹介します。
また、今回ご紹介する転職エージェントの大部分はこちらの記事で詳しく解説しておりますので、この記事では個々の詳細な説明を省かせていただきます。

目的一覧
- スキルアップを狙う
- 年収アップを狙う
- 早期の転職を狙う
スキルアップを狙う
利用する転職エージェント
- 『リクルートエージェント』
- 『doda』
- 『ビズリーチ』
理由
スキルアップを狙う方は経験年数が浅く今の仕事ではスキルアップが見込めないと思っている方がほとんどかと思います。そのような方は視野を広げるためにも多くの求人を提案していただける『リクルートエージェント』と『doda』がおすすめです。
この2つに登録することで多くの転職ノウハウが習得でき、かつ提案される求人も質が高いものが多いので転職活動を成功させる確率がグッと上がります。
そして、『リクルートエージェント』と『doda』では提案される求人(業界、年収、福利厚生)がどうしても似てしまいますので、『ビズリーチ』に登録をしておき視野を広げておくことをおすすめします。
※『ビズリーチ』は職務経歴書をサイト上にアップロードするだけでスカウトを受けられますので、『リクルートエージェント』と『doda』のようなエージェントサービスと異なり、転職活動に費やす時間はごくわずかになります。
『リクルートエージェント』の公式HPはこちら:https://www.r-agent.com
『doda』の公式HPはこちら:https://doda.jp
『ビズリーチ』の公式HPはこちら:https://www.bizreach.jp/
年収アップを狙う
利用する転職エージェント
- 『JACリクルートメント』
- 『ビズリーチ』
- 『キャリアカーバー』
理由
年収アップを狙う方は経験年数が3年以上あり、現職でも少しずつ頼られる存在になっていると思います。そのような方は仕事が忙しく転職活動に費やせる時間が他の目的の方に比べて少ないため、『ビズリーチ』と『キャリアカーバー』のスカウトサービスをメインで利用することをおすすめします。
この2つに登録することで高い確率で条件に合う求人が見つかるでしょう。そして、時間に余裕のある方は条件に合う求人をさらに高い確率で見つけるために『JACリクルートメント』に登録してみてください。
ここまでやれば条件にマッチする求人が見つかり時間をかければ確実に年収アップをすることができるでしょう!
転職が初めてで職務経歴書の書き方がわからないという方は先に『リクルートエージェント』または『doda』に登録いただき、職務経歴書の添削を依頼していただくのがベターです。
※未経験や第二新卒の方は相手にされない可能性がございますので、その点だけご留意ください。
『JAC Recruitment』の公式HPはこちら:https://www.jac-recruitment.jp
『ビズリーチ』の公式HPはこちら:https://www.bizreach.jp/
『キャリアカーバー』の公式HPはこちら:https://careercarver.jp
早期の転職を狙う
利用する転職エージェント
- 『リクルートエージェント』
- 『doda』
- 『レバテックキャリア』または『ワークポート』
理由
早期の転職を狙う方はいますぐに会社を辞めたい、会社にいるのが辛い、どこでもいいから転職したいのようなネガティブな理由がほとんどかと思います。
そのような方は仕事が忙しくても転職できるなら相当の時間を費やせる方だと思いますので、スカウトサービスではなく『リクルートエージェント』、『doda』のエージェントサービスをメインで利用してください。そして、IT業界での転職であれば『レバテックキャリア』、IT業界以外での転職であれば『ワークポート』のどちらかを必ず利用してください。
理由は、『レバテックキャリア』『ワークポート』は他の転職エージェントと違いスピード感に優れた転職エージェントなので、転職活動も短期間で終えることが可能です。(転職開始から1ヶ月後に転職した事例あり)
ただし、闇雲に選考に進んではいけません。
提案された求人で気になるものがあれば『リクルートエージェント』、『doda』の転職エージェントの方に評判を確認してください。そして、問題ないことが確認できたら求人に応募するようにしましょう。これをやらないとブラック企業と知らずに転職し、また同じことを繰り返してしまう恐れがございますのでご注意ください。
『リクルートエージェント』の公式HPはこちら:https://www.r-agent.com
『doda』の公式HPはこちら:https://doda.jp
『レバテックキャリア』の公式HPはこちら:https://career.levtech.jp
『ワークポート』の公式HPはこちら:https://www.workport.co.jp
以上が過去の転職経験やブログでの発信活動から導き出した目的別の転職エージェントの最適な組み合わせになります。
転職活動の負担を減らす方法

続いて、転職活動の負担を減らす3つの方法をご紹介します。
- 不要なメールの受信を止める
- 興味のない求人情報は一切見ない
- 転職エージェントとの連絡方法をなるべくメールに統一する
不要なメールの受信を止める
転職エージェントに登録したら多くのメールが来ると思います。例えば、「新着求人を〜、転職ノウハウを〜、転職レポートはこちら」など。これらの重要なメール以外の配信は停止することができます。
転職エージェントのサイト上より登録情報を変更していただくか、不要なメールの下部に配信の停止はこちらというリンクがあれば、そちらから停止の設定をしてください。
配信を停止しなければ、日々メールの受信ボックスを開けた時に少なからず目に入ってしまい、メールを開いてしまうと思います。このようなメールは99%役に立ちませんので、時間を無駄にしてしまっていることになります。
「メールのチェックなんてそんなに時間がかからないから大丈夫…」と考えている方も例えば1日1分しかメールチェックしていないとしても2ヶ月で60分(1時間)、6ヶ月で180分(3時間)を損していることになります。
つまり、重要なメールのみ受信するように設定し、時間をもっと有効に活用しましょう。
興味のない求人情報は一切見ない
興味のない求人を見ないことに関して2つのメリットがあります。
それは「単純に時間を有効活用できるようになること」と「転職の軸がブレなくなること」です。
特に「転職の軸がブレなくなる」ことに関して、転職の軸からハズれている求人を熱心に見ていたとしたら、徐々にこっちの方がいいかも?って感じてしまいます。
例えば、転職の目的がスキルアップにも関わらず別業種で給料のいい求人をいつの間にか熱心に見ていたり…、福利厚生が整っている企業を探しているにもかかわらず面白そうなことをやっているベンチャー企業の求人を熱心に見ていたり…
これではせっかく転職エージェントと相談してキャリアビジョンを決めたのに、無駄になってしまいます。
また、欲望に任せて転職すると経験上だいたい失敗しますので、当初に決めた転職の軸から外れる求人は全て無視しましょう。
そして、転職活動の軸に当てはまっている求人の調査や準備に時間をかけましょう。
転職エージェントとの連絡方法をなるべくメールに統一する
転職エージェントの悪評で1番多いものが「連絡が多すぎる」です。
実際、私自身もかなりのストレスでしたが、連絡方法を極力メールにすることで負担を減らすことができます。
「連絡が多すぎる」と言っている方は私も含めてですが「電話が多すぎる」と言い換えることができると思います。(メールは無視してしまえば気にならないため)
仕事、プライベートに関わらず急な電話は本人は気づいてないかも知れませんがかなりのストレスになりますので、できる限り早い段階で連絡方法をメールに統一しましょう。
やり方は転職エージェント登録後の面談において、「電話はつながりにくいので急ぎのもの以外はなるべくメールで連絡してほしい。その方が早くレスポンスできます。」ときちんと伝えることです。
これにより私の場合、面談終了後のフィードバックのみでしか転職エージェントとは電話をしませんでした。
つまり、連絡方法をメールで統一した後に不要なメールは全て無視してしまえば、複数の転職エージェントに登録したとしても、ストレスなく利用することができます。
さいごに

この記事は以下のことをお伝えしました。
- 転職エージェントを複数登録するメリット
- 転職エージェントの最適な組み合わせ
- 転職活動の負担を減らす方法
最後に私からお伝えしたいこととしては、転職エージェントは複数登録すること。そして単に評判の良い転職エージェントに登録するのではなく、転職活動の目的を明確にした上で、各転職エージェントの特性を見極め最適な転職エージェントを選ぶこと。連絡がたくさん来て大変なのことは十分理解しているので、不要なメールは配信を停止し、転職エージェントとの連絡方法をメールに統一すること。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。この記事が転職活動で苦労している方にとって少しでも参考になれば嬉しい限りです。
今後も転職に関する情報を積極的に発信して参りますので、興味のありそうなタイトルがありましたらぜひ覗いてみてくださいませ!
それでは!