この記事ではシステムエンジニアとして企業に勤めている方の中で「副業に興味があるけど、何をしたらいいか分からない」という方に向けて、実際に私が最初の5万円を稼ぐまでにやったことを紹介します。
※ITエンジニア向けの転職ブログも解説しておりますので、ご興味がございましたらご覧ください。
紆余曲折ございましたが、私がWebサイト制作で5万円稼ぐまでにやったことは以下になります。
こちらはITの基本的なスキル(フロントエンド、バックエンド、データベースとはなんぞやが概ね理解できていればOK)を持ち合わせていれば問題ございませんので、新卒1年目のシステムエンジニアの方でも実践可能な内容となっております。
また、5万円を稼ぐまでの期間は50時間ほど(約1か月間、1日2時間の作業)となります。
- 使いやすいツールを探す
- ココナラでサービスを出品する
- サムネを作成する
- 案件を受注する(要注意ポイントあり)
- 実際にWebサイトを制作する
- お客様にWebサイトを引き渡し案件を完了する(ここまでで5万円稼げます)
- 改良版を提案し、次の契約を勝ち取る(もっと稼ぎたい方へ)
おすすめのツールや実際に受注から制作完了までにやったことを詳細に解説いたしますので、副業をやる時間はあるけど何したらいいか分からないという方は是非続きもお読みください!
1. 使いやすいツールを探す
まずはWebサイトを制作するためのツールを選びましょう。
自分に合ったものを選んでいただければ問題ございませんが、画面と後ろの処理(データベースを含む)を簡単に作れるものがおススメです!
逆にノーコードツールの場合、実現できるWebサイトの制約が増えてしまいますが学習コストが低く、すぐにでもWebサイトの制作を始められるためおススメです!
ノーコードツールの中でも色々とあると思います(実際に私も色々と触りました)が、おすすめは断然Bubbleになります。
Bubbleはノーコードツールの中ではかなり柔軟性が高く、お客様の目指しているものを実現しやすいツールとなっております。(スプレットシートで動くツールやスライド形式で作るツールもありますが、私はbubbleが一番扱いやすかったです。ノーコードのおすすめを調べるとBubbleの難易度が高いという記事をよく見ますが、ITの基礎知識があれば問題なく理解できます。むしろ、基礎知識がある人であればBubbleの方が理解しやすいです。)
また、bubbleだけでは実現できない複雑な機能については、GAS(Google App Scriptの略、Javascriptのような構文でコーディングでき、サーバー代は不要)を用いて実現しました。※ノーコードツールやGASについて、少し触った程度で、がっつり勉強したのは案件を受注した後になります。
2.ココナラでサービスを出品する
Webサイトを作るためのツールを選んだら早速ココナラでサービスを出品しましょう!
やり方は単純で、受注件数が多い類似の出品サービスを5-10個ほど読み、必要な情報をピックアップしていきます。(ココナラで初めてサービスを出品する場合、ココナラの説明に従って商品説明を考えようとするととても大変なので、先人たちの知恵をサクッと借りましょう。)
この際、重要なポイントは以下の通りです。
- 値段は安くしすぎず、相場の値段に設定する
- 見積もりは必ず相談して決める設定をする
- ツールや工数などは相談して決めると記載し、具体的な数値は書かない
- 類似の出品サービスと同程度の説明文を書く(商品説明は短すぎると信頼性にかけるため)
イメージとしては、似ているサービスと同じような金額・説明を書くことで、Webサイトの制作を依頼しようとしている顧客の目に留まり、見積もりの相談をいただけるようになります。
一方で、相場とかけ離れている破格の金額を設定した場合、それが不信感につながり、見積もりの相談すらいただけない状況に陥ってしまいます。洋服でたとえるとユニクロの1,000円のTシャツと似たようなデザインの無名ブランドの200円のTシャツがあった場合、みなさんはどちらを選ぶでしょう。
多くの方はユニクロの1,000円のTシャツを選ぶのではないでしょうか?
しかし無名ブランドのTシャツが1,100円だった場合、最終的にユニクロの方を購入するとしても、少しは無名ブランドのTシャツも検討するのではないでしょうか?
ココナラでも同じことが言えますので、なるべく相場に近い金額と同じ程度の商品説明の分量を意識してください。
3.サムネを作成する
ココナラでサービスを出品する際、サムネイルの画像が無くても出品できますが基本的にはサービス画像のサムネイルを設定する必要があります。
これはWebサイトを必要としている顧客がココナラでサービスを検索する際、タイトルよりも先に目に留まる場所になりますので、力を入れてサムネイルの画像を作る必要があります!
ただし、この記事をお読みの方の多くはデザイン未経験の方かと思います。(もちろん私もデザイン未経験です)
探し方はココナラで「サムネイル 作成」などと検索し、受注件数の多い出品者にまずは相談してください。
作成すべき画像は2枚になります。
1枚目:サービスのタイトルを目立たせ、目に留まりやすいキャッチーな画像
2枚目:サービスの代金や作成期間など商品説明の文章を読まなくても、そのサービスの概要が分かる画像
サムネイル作成の相場は大体1枚1,000円程度になりますので、高すぎず安過ぎないサービスを選んでみてください!(自分が実際に購入する側になった際、どんな情報があれば「この人にサービスを頼みたい!」となるか実体験で学べますので、是非購入する側も体験してみてください)
ここまでで、サービスを受注する準備ができました。ひとまずお疲れ様でした!
次の章から実際にWebサイトを制作するところを解説していきます。
4.案件を受注する
自分のサービスを出品したら、待つ状態が続きます。
この時になかなかリアクションがないからといって、似たようなサービスを出品しないように気を付けてください。(似たようなサービスを多数出品してみましたが、私は全く成果がありませんでした。。。)
もし「いいね」やサービスの相談がなく不安な方は、最近始まった「販促」というチート機能を使ってみましょう!
これは、顧客がココナラでサービスを検索した際、検索結果を上位に持ってきてくれるサービスになります。
本来なら評価が高く受注数が多いサービスが検索ランキング上位に表示されますが、販促を使うとまだ受注数がないサービスでもランキング上位に表示されます。
「1,000円程度なら投資してもいい」という気持ちのある方は「販促」機能をうまく活用して案件を受注してみてください。
そうでない方もWebサイト制作の需要はここ数年高い状態が維持されていますので、待っているだけで見積もりの相談が来ます。
相談が来たとき、値下げは絶対にせず、適正価格で受注するようお客さんと交渉してください。
少しでも値下げするとお客さんは他の類似サービスを引き合いに出し、さらに値下げを要求し、労働と見合わない対価で働かなくてはいけなくなるため、ご注意ください。
要件をしっかりとヒアリングし、適正価格でお客さんと合意が取れたら見積もりを提示し、代金を払ってもらいましょう!
ココナラは前払い制です。必ず作業開始前に代金をいただくようにしてください。
作業完了時に代金を支払ってもらう場合、よくないお客さんの場合、そのまま逃げられてしまう可能性がございますのでご注意ください。
5.Webサイトを制作する
ではここから実際の作業に取り掛かりましょう!
案件を受注する際に作成する画面数や大まかな要件をヒアリングできていると思いますので、まずは画面だけ作成しお客さんと認識をすり合わせてください。
お客さんもシステムに関しては素人かと思いますので、当初ヒアリングした要望からコロコロと画面の要件が変わることがあると思います。
これを受け続けてもいいのですが、契約の期間をはっきりと決めて(例えば、契約を5月末までとし、それ以降の修正は別途費用がかかる。など)置きましょう。
そして、Webサイトを作成する順番は画面→裏側の処理として、画面に関してはなるべく早くお客さんのOKを貰えるように作成してください。
画面を今まで作ったことがないというシステムエンジニアの方でもBubbleを使えば、大体のことはできますのでその点はご安心ください。(ツールは英語しかサポートしておりませんが、youtubeなどで解説動画を出されている方がいらっしゃいますのでそれを見るだけで十分対応できます!)
裏側の処理が大体できたら実際にお客さんに動作確認をしてもらいましょう!
普段の仕事だとテスト設計書を作って、全ての機能をテストしてからお客さんに引き渡すと思いますが、以下の2点よりココナラの場合は早い段階でお客さんに引き渡してください。
- 要件がコロコロと変わる
- 一人で動作確認できる量が限られているため、なるべくお客さんも巻き込んでバグを探す方が効率的である
おそらくココナラでの作業は以下の流れになることがほとんどかと思いますので、期限と作業時間を決めできる限りよりよいWebサイトを作成してあげてください。
作る→動作確認→要件変更→修正する→動作確認→要件変更・・・・
6.お客様にWebサイトを引き渡し案件を完了する(ここまでで5万円稼げます)
最後にお客さんに作ったWebサイトを引き渡す作業になります。
引き渡す・・・? 何を・・?
と思うかもしれませんが、BubbleやGASはグーグルアカウントが必要となり、最初はお客さんではなく自分のグーグルアカウントで作ると思います。
これをお客さんのグーグルアカウントに移植(結構簡単にできます。)する必要がありますので、間違っても自分のグーグルアカウントで作成したBubbleのサイトやGASを本番環境として利用することはしないでください。
そうならないように必ずお客さんのグーグルアカウント(なければ新規作成してもらう)に作ったものを移植し、契約が切れるタイミングでお客さんおグーグルのアカウント情報(ログインID、パスワード)は自分の端末から完全に削除してください。
そして、契約後に修正や問い合わせがあった場合は安い金額で構いませんので、必ず有償で対応するようにしましょう。
ここまでで案件が完了となります!お疲れさまでした(^^)
これを続ければ副業での収入が月5万円を安定的に目指せます。
また、スキルが上達するにつれ作成できる難易度が上がり、5万円ではなく15万円でもサービスの依頼が来ることがあります。(私がいまこの状態です。)
7.改良版を提案し、次の契約を勝ち取る(もっと稼ぎたい方へ)
最後に、プラスで収入を増やしたい方法として、同じお客さんに対してWebサイトの追加機能を提案することになります。
これは会社での業務も同じかと思いますが、システムはリリースするだけでなく、改善できる箇所は改善しシステムを進化させる必要がありますよね。
それと同じで、できる限り改良できるポイントがあればどんどん提案しましょう。
その改良できるポイントは最初の受注でWebサイトを作りながら気づいたことメモしておくと、その内容を元に提案できるのでおススメです!
また、追加の案件が受注できた場合、すでに一通り自分で作っているシステムのため、学習コストがなくコスパよく稼げるため、他に新規の案件を抱えていたとしても問題なく作業を進めることができます。
この状態になったら、副業の収入が月5万円ではなく月10万円にも20万円にもなりますので、実生活へポジティブな変化を感じられるくらいになると思います!
最後に
長々とお読みいただきありがとうございました!最後にまとめになります。
今回は私の実体験に基づきシステムエンジニアがココナラで月5万円の副収入を得るためにやったことを詳細に解説しました。
手順は以下の通りとなります。
- 使いやすいツールを探す
- ココナラでサービスを出品する
- サムネを作成する
- 案件を受注する(要注意ポイントあり)
- 実際にWebサイトを制作する
- お客様にWebサイトを引き渡し案件を完了する(ここまでで5万円稼げます)
- 改良版を提案し、次の契約を勝ち取る(もっと稼ぎたい方へ)
私はバックエンド側の処理しか業務ではやっておりませんでしたが、画面はノーコードツールを利用し、サービスの画像は他の出品者に作成していただくなどいろいろと頼りながらでも最後までサービスを納品することができております。
そのため、みなさんにも必ずできると確信しておりますので、ここまで読んでいただき「月5万円の副収入が欲しい!」と思った方はすぐにでも行動してみてください。
最初はうまくいかないかもしれませんが、失敗しながらでも少しずつ前に進んでいければ必ずご自身の生活にいい影響が与えられると信じておりますので、頑張ってください!
私もまだまだ稼がなければいけないので、一緒に頑張りましょう!!
今回はWebサイトの制作をテーマに記事を書きましたが、別の方法で副収入が得られましたら、そちらをみなさんに共有したいと思います。
最後に、システムエンジニアの仕事は体力・精神ともに日々すり減らしとても大変な仕事だと考えております。本業がメインであることは変わりませんので、体調に気を付けて余力があれば副業にも取り組んでみてください!