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『会社の将来性に不安がある』ことを転職理由にする時の上手な伝え方

この記事でお伝えしたいこと

『会社の将来性に不安がある』ことを転職理由とすることは全く問題ない

ただし面接の際に全面に出し過ぎると危険

つまり、『会社の将来性に不安がある』ことを上手に伝える必要がある

会社の将来性に不安があり転職をご検討されている方って多いのではないでしょうか?

 

数年前から日本では不況による大量リストラが流行っております。そのため、「自分の会社でもリストラさせるのかな?」と不安を抱きながら仕事をしている方も多いと思います。

 

また、AIの台頭により「自分の会社でやっている業務が徐々に縮小してきている」なんてことも既に起こり始めているかと思います。

 

この記事では、このような理由で転職活動を始める もしくは 始められている方に向けて、『会社の将来性に不安がある』ことを面接で上手に伝える方法をご紹介します。

私の結論は次の通りです。

  • 『会社の将来性に不安がある』ことを理由に転職活動することは全く問題ございません。
  • しかし面接で『会社の将来性に不安がある』ことを全面に出し過ぎてしまうとマイナス評価になってしまう可能性が高いため伝え方には注意が必要です。

この後の章で詳しく解説したします。

 

今回の記事は次のようなお悩みをお持ちの方に向けて発信しております。

  • 会社の将来性に不安があり、これから転職活動を始めようとされている方
  • 書類選考は通過するけど、いつも面接で落とされてしまうと感じている方

 

私の転職歴は次の通りです。

  • 現在、IT企業に勤めている社会人5年目
  • 過去に2度の転職を経験
  • 1度目はスキル、2度目は年収アップを実現
  • 今までに利用した転職エージェントは計10社
  • 現在は外資系コンサル企業の現役SE

 

本記事から学べること
  • 『会社の将来性に不安がある』ことを転職理由として面接官に全面に伝えることがNGな理由
  • 『会社の将来性に不安がある』ことの上手な伝え方

 

本記事を読み行動することで得られるメリット

  • 面接の通過率が高くなる
  • 将来のビジョンが明確になり、転職先でやるべき仕事が見えてくる

 

行動しないことによるデメリット

  • 面接の通過率が低くなってしまう

 

 

 

『会社の将来性に不安がある』ことを転職理由にする際の注意点

会社の将来性を1番の転職理由にする際の確認事項は次の2つです。

  • 必要な情報が足りていないか
  • 未来を見据えた行動が取れているか

 

必要な情報が足りていないか

『会社の将来性に不安がある』ことを転職職理由にした時に「なぜ不安があるのか」を主観ではなく客観的に表現する必要があります。

 

例えば、次の2つのうちどちらの転職理由の方が納得しやすいでしょうか?

1. 「会社の将来性に不安があり、転職を考えております」

2. 「5年前から業界全体の売り上げ規模が10%低下しており、社内の売り上げも同程度低下しております。AIの台頭によりこの流れは歯止めがかからないと感じているため、○○業界への転職を考えております」

2つ目の方が納得できると思った方が多いのではないでしょうか?

 

ポイントは「過去→現在→未来」をできる限り客観的な事実で表現することになります。

客観的な事実を含めることにより、他人により説得力のある説明をすることができます。

※転職活動やビジネスの場で情に訴えるような話し方はNGです。論理的に話せるようにしっかりと準備して臨みましょう。

そして、このサンプルの転職理由では1つ大切な観点が抜けております。その観点を次に説明します。

 

未来を見据えた行動が取れているか

1つ目の確認事項で「過去→現在→未来」が明確にできたと思います。

転職理由のサンプルでは、ある程度整理された形になっておりますが、パーソナライズされておらず誰でも使えるものになっております。

そのため、自分の行動に焦点を当て未来の内容についてより説得力を加える必要がございます。

未経験の業種に転職する場合

未来のために現在どのような勉強をしているか整理し、過去の経験と組み合わせてどのように業界に対して貢献できるか明確にする。

 

同業種に転職する場合

いまの業界内で将来的にどのような仕事をしたいか、そのために今どんな勉強をしているか明確にする。

 

ポイントは、転職時点で資格や知識が必要なことはなく、あくまでも学習を行なっていることが伝わればOK

 

2つの注意点がどちらかでも欠けていたらマイナス評価になりやすいので、ご注意ください。逆に2つの内容を転職理由に含めることができれば、プラス評価になる可能性が高いので、ぜひこの2点を意識した転職理由を組み立ててみてください!

次の章では私が考える転職理由の最適な伝え方を解説します。

 

 

『会社の将来性に不安がある』ことの上手な伝え方

今までの内容を加味した転職理由のサンプルは次の通りです。

「5年前から業界全体の売り上げ規模が10%低下しており、社内の売り上げも同程度低下しております。AIの台頭によりこの流れは歯止めがかからないと感じているため、今は○○分野について独学で学んでおります。そして、過去の経験と現在学んでいる○○分野の知識を活かして○○業界で貢献したいと考えております」

転職に向けて行動している内容を追記しただけになりますが、先ほどよりもグッと説得力が増したのではないでしょうか。

 

おさらいになりますが、「会社の将来性に不安があり転職される方」が転職理由を組み立てるポイントは次の通りです。

  • 「過去→現在→未来」で表現する
  • パーソナライズされた個人的な転職理由にする

 

2つ目のポイントに関して、いま何も行動されていない方でも今日から行動を始めれば転職理由として面接官に伝えていい内容になりますので、ぜひ説得力のある転職理由を組み立ててみてください。

 

 

さいごに:常にスキルアップすることが現代を乗り切る回避策

この記事では『会社の将来性に不安がある』場合の転職理由を組み立てる際の注意点と上手な伝え方についてご紹介しました。

 

私の結論は次の通りです。

  • 『会社の将来性に不安がある』ことを理由に転職活動することは全く問題ございません。
  • しかし面接で『会社の将来性に不安がある』ことを全面に出し過ぎてしまうとマイナス評価になってしまう可能性が高いため伝え方には注意が必要です。

そして、転職理由を組み立てるポイントは次の通りになります。

  • 「過去→現在→未来」で表現する
  • パーソナライズされた個人的な転職理由にする

 

現代において、『会社の将来性に不安がある』と思われている方も多いのではないでしょうか。実際に私が勤めている会社の海外支店では大量リストラが始まっております。このような社会では転職してスキルアップしていくことで、リストラされるリスクを回避していく防衛策が必須になってきます。

 

しかし、「将来性に不安があるから」という理由で条件にマッチした企業に転職できるほど転職活動は甘くありません。

 

きちんと採用する側にも自分側にもメリットのある転職活動にする必要があり、そのためにも転職理由は重要な要素だといえます。

 

志望動機や自己PRを頑張ればいいんでしょ。」と思わずに自分のビジョンを見つめ直す意味も込めて転職理由にも注力するようにしてください。

 

また、どうしても転職理由が思いつかないようでしたら転職エージェントにご登録いただき、キャリアアドバイザーに相談に乗ってもらうこともおすすめです。ポイントは1人のキャリアドバイザーに意見を聞くのではなく、必ず複数のキャリアアドバイザーに意見を求めるようにしてください。

 

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。この記事が転職活動で苦労している方にとって少しでも参考になれば嬉しい限りです。

 

今後も転職に関する情報を積極的に発信して参りますので、興味のありそうなタイトルがありましたらぜひご覧になってください!

それでは!