今回はこれからシステムエンジニアになりたいと思っている方に向けて、業界別の服装についてお話します。
服装はなんでも同じって思う方も多いかと思いますが、「スーツが堅苦しくて、カジュアルの方が気楽に働ける」「服選びが面倒くさいからスーツが楽」など人それぞれ何かしら仕事のパフォーマンスに影響しますので、優先度はそこまで高くないかもしれませんが、ぜひ働きやすい服装を採用している企業への就職をお考え下さい。
今回は以下の流れでお話しします。
- 業界別システムエンジニアの服装の違い
- 服装での私の失敗談
- 業界別の転職事情
早速結論になりますが、私が勤務してきた業界ごとの服装は次の通りです。
- 金融大手Sier:スーツ(ネクタイなし)
- Web系Sier:ビジネスカジュアル(ジャケット+チノパン+スニーカー)
- 外資系コンサル:カジュアル(半袖短パンでもOK)
見ていただいてわかる通り会社が違うだけで服装も全く変わってきます。
ただし、あくまでも一例であり外資系コンサル企業の場合も客先訪問時はスーツを着るので、あくまで私が実際に配属された状況下での服装とご理解ください。
当時の状況やそれにふさわしい服装を私の経験から話させていただきますので、ぜひ最後までご覧ください。
先に私の経歴についてお伝えしておきます。
- 現在、IT企業に勤めている社会人6年目
- 過去に2度の転職を経験
- 新卒2年目の時に適用障害と診断され6か月間の休職経験あり
- 現在は外資系コンサル企業のSE
- ブログを本格的に書き始めて3年目
業界別システムエンジニアの服装の違い
私が今までに勤務したことのある業界は次の通りです。
- 金融大手のSier(社会人1年~2年目)
- Web系企業のSier(社会人2年~4年目)
- 外資系コンサル企業(社会人4年~現在)
それぞれについて実際に私の服装を紹介します。
金融大手のSier(社会人1年~2年目)
みなさんは金融系と聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
平均年齢が高い?お堅い?すべてにおいてマニュアルが存在する?
その通り!大体みなさんのイメージ通りです。
服装も私が勤務していた日系の企業ではかなりお堅い部類になります。
ビジネスカジュアルのような服装もNGであり、お客さんとの打ち合わせがない場合でも必ずスーツの着用が必須となっておりました。
(1フロアに300人程度が勤務していたため、スーツ以外を着てしまうと周りから冷ややかな目で見られてしまいます。また服装の社内規定があり、厳密に守られております。)
メリット:普段の服選びに困らない
デメリット:PCの前での作業がメインとなるため私の場合は若干息苦しい
私が実際に働いた感想としては、やっぱり全員がスーツだと服装や雰囲気が息苦しいと感じておりましたので、今後服装がスーツしか着用不可の企業で働くことはないと思います。
Web系企業のSier(社会人2年~4年目)
Web系企業は色んな服装の人がいてとても面白かったです。
私はSier部門であり、かつ客先訪問が多かったため最初のうちはスーツを着ておりましたが、徐々に砕けた感じになり基本的にユニクロのジャケットに黒のチノパンと黒のスニーカーがメインでした。
同じフロアの別の部署は完全にカジュアルな服装で、スーツの人がほとんどいませんでした。初めてのお客さんやお堅い企業への訪問時のみスーツを着ており、大体月に1,2回程度スーツでそれ以外はビジネスカジュアルの服装をしておりました。
また、お客さんの業種もさまざまであり、ガス/ネット通販/建築/外資製薬などを担当しましたが、ネット通販企業への訪問時はかなり砕けても問題なく(実際に上司はTシャツで訪問に行っておりました。)、そのほかの企業でもWeb系企業ということで服装はかなり緩めでも全く問題ありませんでした。
メリット:最低限のルールを守り楽に感じる服装を着用できること
デメリット:訪問時にスーツを着忘れることがある
私が実際に働いた感想としては、服装の指定がないため、働きやすい服装で仕事ができたことが非常に良かったです。
また、スーツ一色ではないため、心なしかオフィスの雰囲気も明るかったような気がしています。(マーケティングや動画制作部隊など色んな部署が同じフロアで働いていたこともありますが、)
このような企業であればまた働きたいと思っております。
外資系コンサル企業(社会人4年~現在)
最後に謎が多い外資系コンサル企業の服装についてお話します。
リモート・出社のどちらも経験しておりますが、今回は出社時の服装に絞ってお話します。(リモートはもちろん自由ですので、スウェットで仕事をしていますw)
出社時は客先訪問がなく、社内で開発をメインで担当しておりましたので、基本的には服装の指定は一切ございませんでした。
マネージャークラスの上司がTシャツ、短パン、サンダルといった服装で出社していたため、わたしたちメンバーもかなり緩い服装で出社しておりました。
私も夏は薄手のTシャツとジーンズ、冬はセーターとチノパンなど特に襟付きのシャツやジャケットも来ておらず、周りのメンバーもかなりラフな格好で出社されてました。
2社目のWeb系企業よりもさらにラフな印象ですが、他のプロジェクトで客先で仕事をしている人は客先の服装の規定を遵守する必要があり、スーツが必須のプロジェクトもありました。
ただし、最近は全社的にリモートに切り替えておりますので、一部の影響や提案部隊の人以外はリモートで自由な服装で出社していると思います。
メリット:とにかく楽な服装を着用できること
デメリット:なし!
もしかしたら1社目も2社目もすでにリモートになっており自由な服装になっているかもしれませんが、外資系コンサル企業の場合、コロナ明けもリモートを継続(強化)する動きが強いため、今のところ特に転職する予定はなく、いまの企業で働き続けようと考えております。
服装での私の失敗談
ここで息抜きとして、私が社会人の人生で服装に失敗した出来事を紹介します。
一生忘れもしない、初めての客先訪問時にジャケットを忘れる!
これは2社目のWeb系企業に勤めている時の実体験になります。
初めての客先訪問時はお客さんの雰囲気がまだわからないため、無難にスーツを着ていくことが暗黙のルールとして存在しておりました。
しかも初めてということもあり、上司、マネージャーだけでなく、営業担当者や営業本部長(えらい人)も顔合わせということで参加し、その際に私がメインで議論を進める担当となっておりました。
その時期は真冬だったため、スーツを着てその上からコロンブスのダウンを着て颯爽と客先へ行ったのはよかったものの、いざ社内へ入ろうとしたときにジャケットを着忘れていることに気づきました。(真冬だったにも関わらず、大量の汗をかきました。)
もちろん、こちらサイドも全員スーツであり、お客さんも全員スーツでした。その中で私だけ、ジャケットを着ていない状況です。
打ち合わせは滞りなく終わり、何とかその場を終えましたが、帰り道にジャケットを忘れたことをカミングアウトして、上司から「ジャケット持ってないのかと思った」と多少嫌味を言われました。ただ、偉い人からは特に注意等はなく、この時はただただ一人で焦ってしまっていました。
このお客さんとは良好な関係を築くことができたため、その後のプロジェクトも円滑に進めることができましたが、その時からお堅い会社に訪問する際は何度もジャケットを着ているか確認するようになりました。w
業界別の転職事情
ここまでで服装の話は終わりになります。ここからはではどうやったら今までに説明した企業へ就職・転職することができるのかについてお話しますので、転職に興味ある方は引き続きお読みください。
金融大手のSierへ転職する方法
今回の中では一番ハードルが高いです。
理由は、年功序列である程度の給料が保証されておりとにかく安定しているため、人が辞めず基本的には新卒採用のみ中途採用はしておりません。
そのため、大手転職エージェント(dodaやリクルートエージェント)にはこのような求人は出回りません。
ただし、私が転職活動をしている際、ビズリーチ内で何度かスカウトメールが届いておりましたので、このような企業に転職されたい方はビズリーチをご利用ください。
逆にこれから就職活動をされる方は、中途で転職しづらいこのような企業に就職されることをお勧めします。
資金が豊富なため、研修がとにかく充実しており、多少ITスキルに不安がある方でもきちんとした教育プログラムを受講することで一人前として働くことができます!
また、給料も平均に比べてかなり高い部類になりますので、安定した人生を送りたい方にお勧めの業界です。
Web系企業へ転職する方法
こちらは金融系大手と違い大手転職エージェント(dodaやリクルートエージェント)の方が確実に転職しやすいです。むしろビズリーチなどのハイクラス転職エージェントではあまりこの手の求人は見たことがありません。
このような企業は若手でも責任が大きい仕事を任せてもらえる風潮があり、年功序列ではないため「スキルを伸ばしたい」「年収を上げたい」といった方にお勧めの企業です!
ただし、評価されるまでは年収が低い傾向がございますので、その部分を受け入れられるようであればぜひ転職先にご検討ください。
外資系コンサル企業へ転職する方法
「就職ランキングで常にトップクラスにいる企業だから転職も難しいんでしょ?」と思われる方もいるかもしれませんが、金融大手のSierよりも中途の間口が広いため、転職の難易度はそこまで高くありません。
ただし、金融大手のSierと同様に大手転職エージェント(dodaやリクルートエージェント)にはこのような求人は出回っておらず、ビズリーチやJACリクルートメントのようなハイクラス向けの転職エージェントに多く出回っております。
このような企業は平均年収が高く、かつ年収の天井が高い(数千万円クラス)になるため、安定していい給料で働きたい人や頑張って上を目指したい人にお勧めの業種です。
- リクルートエージェント(公式サイト:https://www.r-agent.com)
- doda(公式サイト:https://doda.jp)
- ビズリーチ(公式サイト:https://www.bizreach.jp/)
- JACリクルートメント(公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp)
より詳しく転職エージェントの特色を知りたい方は次の記事をご覧くさい!
まとめ:服装が仕事のパフォーマンスに少なからず影響する
最後にまとめです。
今回は業種別システムエンジニアの服装の違いについて私の実体験をご紹介しました。
結論としては、次の通りです。
- 金融大手Sier:スーツ(ネクタイなし)
- Web系Sier:ビジネスカジュアル(ジャケット+チノパン+スニーカー)
- 外資系コンサル:カジュアル(半袖短パンでもOK)
ここまでお読みになったみなさまも勘づいていらっしゃっていると思いますが、服装は仕事のパフォーマンスに少なからず影響します。
全員が同じようなスーツを着て、毎日仕事をしていると私は鬱々とした気持ちになります。一方で服装の指定がなく個人が楽な服装やおしゃれをして出社してくるとオフィスが華やかになり、かつ自分も楽な格好をしているため、メンタル的にも安定して働くことができると感じております。
私と一緒に自分に合った服装(スタイル)を見つけ、減らせる部分はなるべくストレスを減らし嫌な仕事をなるべく避けながら楽に生きましょう!!