この記事でお伝えしたいこと
『キャリアアップ』を転職理由とすることは全く問題ない
ただし面接の際に全面に出し過ぎると危険
つまり、『キャリアアップ』を上手に伝える必要がある
- いまの仕事に将来性を感じられないので、キャリアアップするために転職したい
- 未経験から転職するって難しいんじゃないの?
これはコロナ時代に生きている多くの社会人の方が一度は思われたことではないでしょうか?
コロナ禍での外出自粛やAIの進化により徐々に生き残れなくなる業界がハッキリしてきましたね。この記事をお読みの方の中には『将来への危機感』を持ち、すぐにでも転職活動を始めたい!という方も多いともいます。
このような方は『キャリアアップ』を転職理由として面接官に伝えると思いますが、私の経験上、単に『キャリアアップ』したいから転職する!といった伝え方では面接官の評価は得られません。
そこで、この記事では『キャリアアップ』を転職理由として転職活動を始める もしくは 始められている方に向けて、面接で上手に伝える方法をご紹介します。
私の結論は次の通りです。
- 『キャリアアップ』を転職理由にすることは全く問題ございません。
- しかし面接で『キャリアアップしたい』ことを全面に出し過ぎてしまうとマイナス評価になってしまう可能性が高いため伝え方には注意が必要です。
この後の章で詳しく解説したします。
今回の記事は次のようなお悩みをお持ちの方に向けて発信しております。
- 将来に不安があり、これから転職活動を始めようとされている方
- 書類選考は通過するけど、いつも面接で落とされてしまうと感じている方
私の転職歴は次の通りです。
- 現在、IT企業に勤めている社会人5年目
- 過去に2度の転職を経験
- 1度目はスキル、2度目は年収アップを実現
- 今までに利用した転職エージェントは計10社
- 現在は外資系コンサル企業の現役SE
- 『キャリアアップ』を転職理由として面接官に全面に伝えることがNGな理由
- 転職理由を面接官へ上手に伝える方法
本記事を読み行動することで得られるメリット
- 面接の通過率が高くなる
- 将来のビジョンが明確になり、転職先でやるべき仕事が見えてくる
行動しないことによるデメリット
- 面接の通過率が低くなってしまう
まだ転職エージェントに登録されていない場合は、こちらの記事を参考にしてみてください(^ ^)
『キャリアアップ』を転職理由にする際の注意点
キャリアアップを転職理由にする際の確認事項は次の2つです。
- 転職先で過去の経験が活かせることを強調しているか
- 未来を見据えた行動が取れているか
転職先で過去の経験が活かせることを強調しているか
『キャリアアップ』を目的とする方は今の仕事と全く同じ仕事をする会社に転職される可能性は低いと考えられます。
では、別業種または今とは別の役割で転職される方の武器とはなんでしょうか?
それは過去の経験です!
例えば、次の2つのサンプルではどちらの方を採用したいと思いますでしょうか?
「キャリアアップのために○○業界へ転職したい」
「キャリアアップのために過去の△△で働いていた⬜︎⬜︎の経験を活かして、○○業界へ貢献したい」
もちろん、後者の方が説得力があるため転職後も活躍してくれそうに感じますよね。
つまり『キャリアアップ』だけでなく、自分にはどのようなスキルがあり経験が少ない業種でどのように貢献できるかをしっかりと伝えてあげる必要があります。
ちなみに、スキルはすごいものでなくても全く問題ございません。エクセルが得意、2,3人のメンバーをマネジメントしたことがある、電話対応が得意など転職先の業界で少しでも役に立ちそうなものがあれば是非アピールしてください。
未来を見据えた行動が取れているか
1つ目の確認事項で『キャリアアップ』する際に過去の実績やスキルを伝える必要があることを説明しました。
これだけでも評価されやすくなりますが、未来を見据えた行動をアピールすることでさらに転職理由が魅力的(個人的)なものに変わります。
例えば、営業職から事務職に未経験で転職する場合、
元々事務職でも役に立つエクセルスキルを既に持っており、かつ転職するために簿記2級を勉強していれば、面接官は転職後も「即戦力になりうる人材」と判断する可能性が高いです。
意外と感じる方もいらっしゃると思いますが、日本の専門職(弁護士、医者、スポーツ選手、コンサル)以外の手や体を使って行う職業(営業、事務、経理、エンジニア)は1ヶ月も勉強すれば誰でも実務に入っていけると思います。
現に私はいわゆる大手の外資系コンサル企業でエンジニアをしてますが、知識・経験0の新卒の人が入ってきても、なんだかんだしっかりと業務を進めることができています。
「未来を見据えた行動が取れている」=「未経験の業種に飛び込む覚悟がある」
という方式が成り立ちますので、気になる業者が既に決まっていれば、関連する資格の取得を勉強し、客観的に証明される実績を積み上げましょう。
ただし、繰り返しになりますが実績が何もない方は、実績を作ってから転職活動を始めるのではなく、実績を作りながら転職活動を並行して進めましょう。(あくまでも未来を見据えた行動が取れているかどうかが重要になってきます。)
次の章では私が考える転職理由の最適な伝え方をご紹介します。
『キャリアアップ』を転職理由とした時の上手に伝える方法
今までの内容を加味した転職理由のサンプルは次の通りです。
「会社や業界の将来性に不安を感じているため、今回の転職を決意しました。過去の経験により○○というスキルに強みがあり、現在は以前より興味を持っている△△のスキルを習得しております。そして、過去の経験と現在習得しているスキルを掛け合わせることで○○業界で貢献できる考えております。」
今回の転職理由は『結論→具体的な理由』の順序で組み立てております。
このように結論を1番初めに話すと「お、ビジネススキルが備わっているな!」と面接官に印象抱けることができるので、おすすめの手法になります。
また具体的な理由の中で、過去のスキルが活かせること、現在学んでいるスキルが活かせることを伝えているため、入社後もすぐに即戦力として活躍してくれそうな印象をつけることができます。
以上が『キャリアアップ』を転職理由とした時の上手に伝える方法になります。
さいごに:変化に対応できる人でなければ生き残れない
この記事では『キャリアアップ』を転職理由とした場合の注意事項と上手な伝え方についてご紹介しました。
私の結論は次の通りです。
- 『キャリアアップ』を転職理由にすることは全く問題ございません。
- しかし面接で『キャリアアップしたい』ことを全面に出し過ぎてしまうとマイナス評価になってしまう可能性が高いため伝え方には注意が必要です。
キャリアアップを転職理由にする際の確認事項は次の2つです。
- 転職先で過去の経験が活かせることを強調しているか
- 未来を見据えた行動が取れているか
そして、転職理由を組み立てるポイントは『結論→具体的な理由』の手順で説明することになります。
10年前に比べてみなさんが感じている以上に変化が激しい世の中になっております。既に危機感を感じ、未来のための行動が取れている方は本当に素晴らしく、かなりの少数派だと思います。そのような方にとってこの記事が転職で失敗しないためのヒントになっていただければとても嬉しく思います。
私自身、本業のエンジニアがこの先もずっと需要があるのかどうか、とても不安に感じているためデータ分析やマーケティングの勉強を並行して行っております。
この記事を読まれている方と一緒にポジティブな状態で次の世界を見れることを楽しみにしてます!
また、どうしても転職理由が思いつかないようでしたら転職エージェントにご登録いただき、キャリアアドバイザーに相談に乗ってもらうこともおすすめです。ポイントは1人のキャリアドバイザーに意見を聞くのではなく、必ず複数のキャリアアドバイザーに意見を求めるようにしてください。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。この記事が転職活動で苦労している方にとって少しでも参考になれば嬉しい限りです。
今後も転職に関する情報を積極的に発信して参りますので、興味のありそうなタイトルがありましたらぜひご覧になってください!
それでは!