- 40代前半のAさん:周りからの理解を得て円満退職し、前職の企業へ出戻り
- 30代後半のBさん:退職代行を活用し退職、その後は失業手当を貰いながら転職活動
今回は、転職したあと半年で退職していった私の同僚のその後についてご紹介します。また、後半では転職半年で退職する判断基準と次の転職戦略につきまして私の考えをご紹介します。
「転職して半年しか経ってないけどすでに会社を辞めたい」と思っている方に向けて、会社を辞めた後にどう行動するかぜひご参考になってください。
以下3点の理由より、会社に耐えられないほどの不満があるようであれば半年でも退職してしまったほうが良いと考えております。
- このタイミングでの退職は次の転職活動においてもあまりマイナスにならない。(1年我慢して退職する方が、その後の転職活動に支障が出てしまいます。)
- 精神衛生上、続ける意味がない。
- 辞めたとしても失業手当がもらえるため、生活には困らない。
先に私の経歴についてお伝えしておきます。
- 現在、IT企業に勤めている社会人7年目
- 過去に2度の転職を経験
- 新卒2年目の時に適用障害と診断され6か月間の休職経験あり
- 現在は外資系コンサル企業のITコンサルタント
Aさん:円満退職し、前職の企業へ出戻り
まず成功例と言っても過言ではないAさんの退職後についてご紹介します。
Aさんのスペック
- 年齢:40代前半
- スキル:PMの経験有りのため、どの企業でも重宝される人材。プラス人柄がよく誰からも慕われている
- 転職回数:複数回(少な目)
退職の経緯
Aさんは私と同僚になった直後からチームを引っ張っていくようなタイプであったため、この業界ではとても重宝される人材でした。しかし、Aさんがやりたい仕事がなく(営業はかけていましたが、受注できない期間が半年ほど続きました)、Aさんは仕方なく別のPMの仕事をしておりました。
そして半年経過後に、Aさんが我慢できなくなり、前職の企業に戻るため退職していってしまいました。
退職後の仕事について
退職後は前職にて、希望通りの業務に参画し、その中でもPMというポジションで複数の案件を担当されておりました。(退職はされてしまいましたが、私が在籍していた企業と一緒に案件をやることもあり、企業間でとても友好な関係を築くことができました)
Bさん:退職代行を活用し退職、その後は失業手当を貰いながら転職活動
続きまして、自分の身体を第一に考えて行動したBさんの退職後についてご紹介します。
Bさんのスペック
- 年齢:30代後半
- スキル:生粋のエンジニアタイプ。客前に立つよりもオフィスで黙々と作業をする方が好き。技術力はとても高いため、隣に座っていた私がよく質問してました。
- 転職回数:複数回(多め)
退職の経緯
Bさんはお客さんと話すよりも社内で開発している方が好きな人でした。しかし、年齢や案件の状況から、癖のあるお客さんと最前線でやり取りすることになり、日々精神的にも身体的にも疲弊しておりました。(隣に座っている私もBさんが辛そうになっていると感じるほどでした。)
そして、その状況が数か月ほど続き、とある月曜日にBさんは体調不良で休んでしまいました。ただの休みならよかったのですが、翌日の火曜日に管理職宛に弁護士から連絡がきて、退職手続きを進めることとなりました。(Bさんが退職代行を利用したため、それ以降Bさんとは直接連絡を取ることすらできなくなりました。)
退職後の仕事について
退職後に知り合いづてに近況を聞いたところ、退職直後から転職活動は積極的に行い、技術的なスキルが評価され、希望通りの開発系メインの会社に転職することができたみたいです。
2人の事例より退職するかどうか判断すべきポイント
今回の2人の事例より、会社を退職するか判断すべきポイントは以下の2つになります。
- 会社を退職したいと感じたかどうか
- 何も考えられないほどに精神的に追い詰められている
会社を退職したいと感じたかどうか
会社を退職したいと感じる前に、まずは会社に対する不満を持つことから始まります。
Aさんの場合、やりたい仕事ができない。Bさんの場合、苦手な仕事を嫌々やっている。
そして、この不満がある状態が続くことで、会社を退職したいと感じるようになります。
つまり、すでに会社を退職したいと思っている人は我慢せずに退職してしまったほうが、長い目で見た時にプラスに働く可能性が高くなります。
何も考えられないほどに精神的に追い詰められている
もう一つのポイントは、「不満に感じる」「退職したい」をすでに通り越して「毎日が辛い」といった状態であれば、一番初めにやることは無理して勤務し続けるのではなく、明日にでも退職の手続きを始めてください!!!(退職代行を使えば、明日には会社と連絡を取る必要がなくなりますので、状況に応じて利用してください!)
何も考えることはありませんし、退職することに後ろめたさを感じているのであれば、働く上で大切なことを覚えておいてください。
- 仕事においてあなたの代わりはいくらでもいる!
私が考える半年で退職する場合の次の転職戦略
すでに2回の転職経験がある私がもし転職半年で退職する場合、以下のように転職活動を進めると思います。
- 転職の条件を明確に設定する(給料、業種、働き方)
- 「doda」「リクルートエージェント」などのエージェントサービスをメインで扱っている転職エージェントに登録し、履歴書、職務経歴書を仕上げる
- 「ビズリーチ」などのスカウトサービスをメインで扱っている転職エージェントに履歴書、職務経歴書を登録して、スカウトを待つ
- 待っている間にエージェントサービスの求人を確認し、条件に合致する求人に応募する。(この際、担当のエージェントから提案される求人には応募しない。)
- 各エージェントサービスから条件に合致する求人があれば応募し、選考に進む
- 内定が出た企業に納得がいく場合、すぐに入社手続きを開始し、転職する。
※失業手当をもらうことを前提として、半年(6か月)で転職する想定です。
まとめ:大切な人生の時間を無駄に過ごしてはもったいない
最後にまとめになります。
今回は転職半年で退職した私の同僚のその後についてご紹介し、後半では会社を退職すべきポイントと退職後の転職戦略について説明いたしました。
- 40代前半のAさん:円満退職し、前職の企業へ出戻り
- 30代後半のBさん:退職代行を活用し退職、その後は失業手当を貰いながら転職活動
今回の2人の事例より、会社を退職するか判断すべきポイントは以下の2つになります。
- 会社を退職したいと感じたかどうか
- 何も考えられないほどに精神的に追い詰められている
私がもし転職半年で退職する場合、以下のように転職活動を進めると思います。
- 転職の条件を明確に設定する(給料、業種、働き方)
- 「doda」「リクルートエージェント」などのエージェントサービスをメインで扱っている転職エージェントに登録し、履歴書、職務経歴書を仕上げる
- 「ビズリーチ」などのスカウトサービスをメインで扱っている転職エージェントに履歴書、職務経歴書を登録して、スカウトを待つ
- 待っている間にエージェントサービスの求人を確認し、条件に合致する求人に応募する。(この際、担当のエージェントから提案される求人には応募しない。)
- 各エージェントサービスから条件に合致する求人があれば応募し、選考に進む
- 内定が出た企業に納得がいく場合、すぐに入社手続きを開始し、転職する。
※失業手当をもらうことを前提として、半年(6か月)で転職する想定です。
最後に、何も変化がない状態ですと、いまがずっと続くと勘違いしてしまいますが、人間は確実に弱っていきます。今までできていたことができなくなり、体力も衰えてきます。
つまり、この瞬間を大切にしなければ、あっという間に健康で活動的な期間が終わり、永遠と辛い人生を進まなければいけないことになります。
そうならないためにも、目標を見据えて、そこに向かって突き進んでいけるよう環境(会社)を整備しましょう!
そして、後悔の少ない人生を共に送りましょう!!!