- 休職の初めはまずは休む!
- 体調が回復したとしてもすぐに復職しない!
- 休職中に将来のことを考えて行動を起こす。
- 仕事に復帰するときは不安で当然、まずはゆっくり仕事に慣れることから!
私は2017年6月~11月まで適用障害により休職をいたしました。今でも休職直前の辛さを思い出すこともあります。今回はこれから休職される方(いまめちゃくちゃしんどいですよね・・・)に向けて、私の半年間の休職中の過ごし方についてお話したいと思います。
どう過ごそうか人それぞれですが、次のような絶対NGな行動がありますのでそれは避けるようにご注意ください。
- 体調が回復した直後に復職
- 休職中に会社の人と頻繁に連絡を取る
- 休職を隠して転職する
私の経歴は次のとおりです。
- 社会人歴7年目
- 過去に転職を2回経験
- 新卒1年半の時、うつにより休職
- 約6ヶ月休職を行い、休職中に転職活動を開始
- 休職期間の終了と同時に2社目に転職
- 2社目以降はうつの症状は見られない
- 現在は3社目の外資系コンサル企業に勤務
- 休職期間中の心構え
- 休職期間中の実生活のイメージ
本記事を読み行動することで得られるメリット
- 心身ともに回復する
- 将来のことについてじっくり考える時間が増える
行動しないことによるデメリット
- 回復までに時間がかかる
- 将来のことをじっくり考えられず後悔する選択をしてしまう
私の休職中の過ごし方
こちらの4つの流れで紹介させていただきます。
- 休職に至った経緯(休職直前)
- 回復期(休職初期)
- 将来を考えて行動 part1(休職中期)
- 将来を考えて行動 part2(休職後期)
休職に至った経緯(休職直前)
休職中の過ごし方の前に、簡単に私が休職するに至った経緯をお話しします。(休職を迷われている方に「こんなもんで休職できるんだ」と感じていただけたらと思います。)
2017年4月、社会人2年目となった私は新しいチームへ配属されました。
しかし、チーム内での人間関係や職務環境(定時が21時と言われる。また、上司の指示に従い行動したところ、関係部署から直接私にクレームが入る。これが毎日続く。)がとても悪く、当時の私ではすべて抱えて混んでしまい2か月ほどで心身共にダウンしてしまいました。
当時は、ご飯もろくに食べることができないまで追い込まれており、何に関しても正常な判断ができない状況だったと思います。(皆さんはこうなる前に診断書をもらって休職しましょうね!)
そして、ある月曜日、起き上がれなくなる、吐き気や動悸がするなどの症状が見られ、診断書をもらいに行きました。
そして、管理職に休職したい旨の連絡を入れ、当日中に診断書を郵送しました。翌日からは残っていた有休を使用し、有休がなくなった後は正式に休職期間に移行しました。
体調不良になり「休みをとる→医者から診断書をもらう、郵送する」の対応は1日で完結いたしましたので、職場環境が悪く かつ 体調を壊されているような方はすぐに行動してください!
回復期(休職初期)
会社に行かなくていい!という状況になっただけで、気持ちがとても楽になりました。しかし、身体には相変わらず症状が出ていたので、とにかく何もせずたくさん寝てたくさん食べることだけを意識しました。
約1ヶ月ほどこのような生活を送ったことで、心身ともにほぼ100%の状態まで回復しました。(起きている時はNetflixで永遠と長編の海外ドラマを見ておりました・・・)
しかし、診断書に書かれている休職の期限が迫ってくるとまた同じような状況に戻ってしまったため、3ヶ月の延長する診断書をお医者さんに書いてもらい、会社へ郵送しました。(もちろん上司に連絡してから)
※この時期は体調が回復したと思っても、病気の根本は治っていないこともありますので、私個人としては、体調が回復した!と思ってから+1か月は休職する期間を設けたほうが良いと思っております。
将来を考えて行動 part1(休職中期)
心身ともに回復してくると何か始めよう!という気持ちになりました。
私はシステムエンジニアを今後もやっていきたいと考えていたので、まずは基礎の復習、まだ触れたことのない技術の習得に励みました。(この時はまだ転職活動を初めておりません。)
勉強している時は心身ともに万全の状態で取り組むことができておりました。
将来を考えて行動 part2(休職後期)
しかし、時間が経つにつれ、本当に勉強だけしていてもいいのか?と不安になってきました。
というのも、私自身が本当にシステムエンジニアとして今後もやっていきたいのか分からなくなり、この業界を志した当時のことなどを振り返ってみました。
振り返ると、実はシステムエンジニアとしてシステムを作ることではなく、お客さんと一緒にシステムを創り上げていくコンサルタント(上流工程)をやりたいことに気付きました。
そして、当時の会社ではそのような仕事がなかったため、転職を決心しました。
※転職関連の記事はこちらで纏めてますので、興味のある方は是非覗いてみてください!
転職活動開始時は、「doda」や「リクルートエージェント」の転職エージェントに言われるがまま、大きな会社から小さな会社までとにかく多くの会社を受けました。
そのため、休職期間といえど2日に1回はどこかしらの会社の選考に行っていたため、あまり休んでいるという感覚はありませんでした。
休職期間6ヶ月のうち、後半の3ヶ月を転職活動に費やし、なんとか内定をいただくことができ、休職期間が終了する1ヶ月前に当時の会社の上司に報告し、休職期間の終了とともに2社目へ転職いたしました。
休職期間が長く、かつ多くの業務を任されていなかったため引継ぎなども特になくとても簡単に退職の手続きを完了することができました。
その後、約4年間働いておりますが、あれからうつの症状は再発しておりません。
まとめ
今回は実際に私が経験した休職中の過ごし方について紹介させていただきました。
いま振り返り、よかったなと思う行動は次の2つです。
- しっかり休む
- 将来のことをじっくり考え、回復したら行動すること
おそらく一番よくない行動は、心身が回復していないにもかかわらず転職活動や副業を頑張ってしまい、結局体調がよくならないままずるずる休職期間を延長することです。
休職前のみなさんはそのような行動に注意しながら休職期間を過ごしてみてください!
最後に、「休職はキャリアに傷がつくから、無理してでも働く!」といった考えを持っている方も実際に多くいらっしゃいますが、私の実体験から、たしかにその会社での出世のスピードは遅れるかもしれませんが、長い社会人生活を考えた時に1,2年休んだくらいでは何も変わりません。逆に休職期間でじっくり将来のことを考え直し行動できれば、プラスになると思っておりますので、キツい時は休みましょう~。