今回は人間関係がうまくいかず仕事が辛いと感じている方に向けて、人間関係を好転させる考え方や具体例をご紹介します。
今回ご紹介する内容は私の実体験に基づいた話となっておりますので、可能な限り日常生活に応用が利くよう具体的な例とともにご紹介します。
まず、結論としまして仕事で人間関係がうまくいかない理由はすべて「周りの目を気にしすぎ、嫌われたくない気持ちが強い、会社での自分の立ち位置がなくなるのが怖い」といった内容にまとめられ、やわらかい言い方をすると「優しい人」、きつい言い方をすると「ナルシスト」に分類されるでしょう。理由は後述にて詳しく説明します。
これらの悩みを解決する方法は「自分と他人の境界線をはっきりさせる、他人に期待しない、自分の健康を第一に考える」について自分の意見や方針を明確に確立しておき、日々の行動の指針にすることで、大部分の人間関係に関わる悩みは解決いたします。(実体験より)
私自身、まだまだな部分も多いのですが、鬱になって休職する前と後で人間関係に関する考え方は180度変え、実践してきた結果、それ以降は人間関係で悩むことはかなり減りました。(妻との関係は例外的にいつも悩んでおります、、、w)
同じように悩んでいる方に向けて、実際に自分が体力的・精神的に疲弊してしまうダメな考え方・行動とストレスが減り楽に仕事を進めることができる考え方・行動をセットで具体的に説明していきますので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。
先に私の経歴についてお伝えしておきます。
- 現在、IT企業に勤めている社会人6年目
- 過去に2度の転職を経験
- 新卒2年目の時に適用障害と診断され6か月間の休職経験あり
- 現在は外資系コンサル企業のSE
- ブログを本格的に書き始めて3年目
仕事で人間関係がうまくいかない理由
次の状況に1つでも当てはまりますでしょうか?当てはまるのであれば、このまま読み進めてください。
- 残業が多いのに新しい仕事を嫌々引き受けてしまう
- 会社の飲み会が断れない
- いつも下手に出てしまい、相手になめられてしまうことが多い
- 理不尽に責任を擦り付けられたときに強く反論できない
冒頭でも申しましたが、このような悩みで人間関係がうまくいっていないと感じている方は基本的に周りから優しい人と思われております。
ただ、これがメリットではなく大きなデメリットになっており、日々に仕事を苦しくする大きな原因となっております。
理由はとにかく相手の期待を裏切らないことを第一に考え、自己犠牲をしているため、続けていると必ずガス欠を引き起こします。
【実体験】仕事で人間関係がうまくいかず辛かった時の話
私はまさにこのタイプだったため、常に周りに気を遣い、無意識のうちに自分のことを犠牲にしておりました。
例えば、本質的な業務に加えて、上司のスケジュール調整や打ち合わせの会議室の確保、社員旅行の準備、30人程度のチームの飲み会の幹事(月に1回程度)、機材の貸し出し係、業務とは関係のない勉強会への参加(半強制)など依頼者の期待に応えないといけないと思い込んでしまい、明らかにキャパオーバーの仕事を引き受けておりました。その結果、申告した残業時間は60時間(それ以外の残業時間は休憩時間に付けるよう指示されていました。)、かつ本質的な業務が全く進まず、上司から毎日怒られる日々。こんな状況が半年ほど続いたときに身体を壊してしまいました。体力には自信があったので、明らかにメンタルからやられてしまいました。
身体を壊したときに、もうこの会社では仕事をしたくないという気持ちになり、鬱と診断され休職期間に入りました。
仕事で人間関係がうまくいかない時の対処法
私が身体を壊したのも人間関係がうまくいかなかったことが大きな原因でした。
また、これを相手のせいにしており、相手が変わってくれなければ私の状況が好転しないとばかり思い込んでおり、ここが大きな誤りであることに休職してから気づきました。
まず大前提として「人間関係がうまくいくかどうかはすべて自分次第」ということをご理解ください。
その中でも特に次のことを意識するだけで、人間関係のストレスが激減します。
- 自分と他人の境界線をはっきりさせる
- 他人に期待しない
- 自分の健康を第一に考える
一つ目の「自分と他人の境界線をはっきりさせる」について、自分のできることを明確に理解し、できることとできないことをきちんと伝えましょう。
例えば、職場の飲み会に誘われたとき、少しでも行く気がなければ丁寧に断ってください。最初はとても抵抗があると思いますが、一回相手にNoを突きつけると次から楽になり、自分のための時間をより増やすことができます。
二つ目の「他人に期待しない」は、好意を持ってやってあげることに対して見返りを求めないことです。
例えば、こちらから丁寧に何かを教えてあげた時に無視されたりそっけない返事をされて場合、ちゃんと伝わっていれば目的が達成できるため相手のリアクションに反応しないようにし、無駄に疲れることが激減します。
三つ目の「自分の健康を第一に考える」は言葉の通りですが、日々長時間労働をしていると仕事=人生と勘違いしてしまうことがあるかと思います。
仕事は人生のほんの一部でしかなく、何事も元気な状態であることが一番です。
難しいかもしれませんが、体力的な限界が察知しそれ以上の仕事は次の日に影響が出るから他の人に割りててもらうように相談しましょう。
ちなみに私の場合、2日連続で終電(寝る時間が3時前ごろ)帰りの場合、翌日は起き上がることができず一日ないし半日は休まないと何もできないということが今までの経験で分かっておりますので、2日連続での長時間労働は避けるようにしております。どうしても長時間労働をせざるを得ない場合は、事前に先方に誤って納期を送らせてもらったこともあります。
【実体験】休職後、考え方を変えたことで少しずつ人間関係で悩まなくなった
最後に私の実体験を紹介します。
私は1社目の会社を鬱で休職しそのまま退職しました。運よく2社目にすぐに転職できましたが、そこでは1社目よりもさらにひどい環境が待っておりました。分からないことを確認しても、一切教えてもらえず、それでいて何かミスがあったときは永遠と怒鳴りつけられるような状況でしたが、他人との接し方を変えたことで1社目よりも思いつめることもなく、気楽に仕事をすることができました。
その時に意識したことは、まず社内のモンスターに対してはお客さんの売り上げに貢献するために自分たちがいることを強く意識した結果、社内のメンバーから何を言われても何も感じなくなりました。その代わり社外の人に対してはできることを明確(メールや書面に必ず残すこと)にし、それ以上のことでクレームが入った際はきちんと説明している裏どり資料を提示することでお客さんも納得してくれるので、仕事における人間関係は限りなくストレスフリーにすることができました。
これが必ずみなさまにも役立つかどうか定かではありませんが、人間関係がうまくいっていないと感じている方でまだこれらの対策をされていない方は是非参考にしてみてください。
ちなみに、私の他人との接し方に関する考え方は次の有名な書籍がベースとなっております。値段の割に自分が見ている世界を大きく変える力がある本ですので、興味がある方は読んでみてください。
まとめ:仕事の人間関係がうまくいかない理由は自分にある
今回は仕事の人間関係がうまくいかない理由と対処法をご紹介しました。
人間関係はうまくいかなり主な理由は次の通りです。
相手の期待を裏切らないことを第一に考え、自己犠牲をしている
そして、その対処法は次の通りです。
- 自分と他人の境界線をはっきりさせる
- 他人に期待しない
- 自分の健康を第一に考える
最後に今回の記事をお読みいただければわかると思いますが、対処法はすべて自分の考え方を変えることです。したがって、仕事において人間関係はうまくいかない理由を相手のせいにしている状態では何も変わりません。むしろ常に疲弊し続けるだけになります。
今回ご紹介した考え方はすべて楽に生きるための考え方になり、すぐに意識すれば実践することが可能になりますので是非試してみてください。