こんにちは。
今回は、IT業界って資格がいらないの?について解説していきます。
みなさんは次のことを目にすることが多いのではないでしょうか?
- IT業界は資格よりも実績だ
- 頑張って資格を取ったが、あまり役に立ってない
- 資格があっても転職できない
- メリットが少ないのに、難易度が高い
これは正しくもあり誤りでもあります。
おそらくみなさまの頭の中は???の状態だと思いますので、今回はどこが正しく、またどこが誤っているのかという点を解説いたします。
ちなみに私の経歴は次の通りです。
- IT企業に4年間勤めており、過去10個以上の資格を取得した
- 資格はIT分野に限らず、簿記やTOEICも取得している
- 過去2度の転職を経験しており、どちらもスキル&給料アップを実現した
そして、今回は次の3パターンについて解説していきますので、みなさまご自身の立場に照らし合わせてお読みいただければ参考になると思います。
- 社内での昇進を目指している方
- 転職を目指している方
- 未経験からIT業界へ転職を考えている方
- IT業界で資格取る必要があるか知りたい
- 仕事での目標はあるが、今後の戦略が具体的になっていない
- 転職や昇進にどのくらいメリットがあるのか知りたい
- 資格を取るべきか業務に注力すべきか明確になる
- 行動することで昇進/転職を実現することができる可能性が上がる
- 社内外の市場価値が低下することを防ぐ方法がわかる
本記事では結論→理由→具体的な根拠(実体験を含む)→まとめの順番で解説していきます。
IT業界は資格がいらないのか?
結論は次の3パターンの状況により異なります。
社内での昇進を目指している方
会社で推奨されている資格を取得しましょう
転職を目指している方
実績・スキルの習得に注力しましょう
未経験からIT業界へ転職を考えている方
独学 or スクールでのスキル習得と並行して資格を取得しましょう
理由
それぞれの理由は次の通りです。
社内での昇進を目指している方
- 資格取得による奨励金が得られる
- 上司にアピールすることで昇進の可能性が上がる
- 勉強した分野の仕事を任せてもらえる
- 周りからの評価が爆上がり
転職を目指している方
- 転職では資格よりも実績と経験が重視される
未経験からIT業界へ転職を考えている方
- スクールと資格取得により、転職できる可能性をアップできる
具体的な根拠
ここからは私の実体験も含めて、上で挙げさせていただいた理由をさらに深掘りして参ります。
資格取得による奨励金が得られる
IT企業に勤めている方であれば、既にご存知かと思いますが、多くの企業では推奨されている資格があると思います。もし、今まで調べて見たことがないって方は是非会社の資料を確認してください。
推奨されている資格を取得することで、奨励金といった一時的なボーナスのようなものを得ることができます。前職の例ですと、応用情報技術者試験を取得したら5万円、その上の高度情報の資格を取得したら20万円といった金額が設定されておりました。
なぜ、奨励金を出すのか?と疑問に思った方も多いと思います。
この理由は、企業の人気・信頼度を高める目的が大部分にあります。
就活や転職活動をするときに、応募する企業のHPなどを見るかと思いますが、次のような内容を見たことはないでしょうか?
- 〇〇資格の取得者数:〇〇人
- △△資格の取得者数:△△人
- □□資格の取得者数:□□人
そうです!これが企業の人気や信頼度につながる数字になります。
というもの案件の特性上、公に公開できないものがほとんどです。
そのため、目に見えてわかる数字をHPに載せることで企業の技術力や信頼性を公表する狙いがあります。
つまり、奨励金を設定することで従業員が資格を取得→その数値を公表する→外部からの評価が高まるという仕組みになっております。
また、昇進に必要な資格を設定している企業も多く見受けられますので、そのような資格は若手のうちにさっさと取ってしまいましょう!!!
私も簿記や基本情報技術者試験など複数の資格が昇進条件になっていたため、当時は頑張って何とか取っていました笑
上司にアピールすることで昇進の可能性が上がる
ここで質問です。
ご自身が上司の立場だとしたら、次のどの人を昇進させたいと思いますでしょうか?
A .仕事を頑張っている
B .仕事を頑張っている+資格の取得に積極的
C .仕事は頑張っていない+資格の取得に積極的
当然、Bの方を昇進させますよね?
つまり、仕事を頑張っており資格の取得にも積極的な人が昇進されやすくなります。
このように評価する側に立ってみれば、昇進するためにいまご自身がやらなければいけないことがわかってくるはずです!
勉強した分野の仕事を任せてもらえる
資格を取得するということは、その資格について勉強や対策をしますよね?
そして、資格を取得すると周りに人間から有識者として見られるようになります。
そのため、仕事においても資格に関連した業務を振られることが多くなります。
つまり、興味のある分野の資格は積極的にとることをおすすめします!
周りからの評価が爆上がり
上の3つの理由をまとめますと、次の結論になります。
仕事を頑張る+資格取得にも積極的
このような働き方をすると社内での評価がものすごい上がり
ご自身の興味のある仕事をできる可能性が高くなる!
転職では資格よりも実績と経験が重視される
私の実体験も含まれておりますが、転職時の面接において資格のことを聞かれることはほとんどございません。
面接では職務経歴書をもとにした過去の実績の話がメインとなります。
理由は、転職の際に企業が求めている人材は即戦力であることがほとんどだからです。
そのため、IT業界で勤務されたことのある方はご存知かと思いますが、資格があっても仕事ができるとは限りません。
これは多くの方の共通認識だと思います。
つまり、転職を目指されている方は資格ではなく現在の仕事にコミットし、実績を作ることを意識した方が転職では有利に働きます。
(ただし、転職先で必須の資格があれば、転職までに取っておいてください!)
スクールと資格取得により、転職できる可能性をアップできる
さいごに、
未経験からIT業界への転職を目指している方に関しまして、
現在の世の中の状況を考えますと、何かしらの実績がないと転職は厳しい状況です。
理由としては、オンラインのプログラミングスクールなど以前に比べて容易にスキルを習得できる環境が整ってきたことが挙げられます。そして、受講者数の推移より未経験の方はまずスクールに通われている方が多い傾向です。
そのため、目に見える実績(スクールの修了証/資格取得)をまずは取得してください。
(独学での勉強は実績を証明しにくいため、関連する資格を取っておくことをおすすめします)
私のおすすめの勉強法としては、次になります。
まずはプログラミングのオンラインスクールに通い
多少わかってきたら関連する資格の勉強を進める
例えば、
- Javaに興味があればJava言語を取り扱っているスクールに通う
- 多少わかってきたらOracle Java Silverを取得する
みたいな感じです。
また、
過去に未経験からIT業界へ転職する方法とをまとめた記事と、就活生向けに取っておくべき資格をまとめております。
どちらもIT業界に興味のある方にとっては、参考になる内容となっておりますので、そちらもあわせてご覧ください!
まとめ
今回の内容は理解いただけましたでしょうか?
「IT、資格、いらない」で検索すると、IT業界では資格は不要といった記事が多く見られるかと思います。
しかし、必要な人もいることを忘れないようにしていただき、現在のご自身の状況を確認の上、資格が必要かどうかご判断ください。
なぜ、不要論が出ているのかというと、検索する人の特性によります。
このキーワードで検索する人は転職を始める前の方が圧倒的に多いです。
理由は、社内で昇進を目指す人はそもそも必要な資格を理解していると思いますので、検索しません。
残る転職を目指す方と未経験から転職を目指す方では、圧倒的に前者の方が人数が多いです。
そのため、前者の方であれば鵜呑みにしても問題ございませんが、未経験の方が資格は必要ないんだと思ってしますと、転職に不利になることがございますので十分ご注意くださいませ!
といったところで本日の説明したかった内容は以上になります。
今後もIT業界の働き方や転職に関する記事を更新していこうと考えておりますので、
ご興味がございましたら、別の記事もお読みいただけますと幸いです!
それでは、また次の記事でお会いしましょう〜!!
それでは!