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【実体験】うつが治った転職に至るまでの考え方と転職後に意識したこと

  • うつで悩んでおり、転職したら治るのかどうか知りたい
  • もし治った人がいれば転職後にどうやって治したか知りたい

 

現代病であると言われている「うつ」は真面目な人がなりやすいと言われております。

この記事では、いま仕事が原因でうつになりこれから転職を始めようと考えている人に向けて、私が転職でうつを治した方法についてご紹介します。

特に転職未経験の若い方の中で、次のように感じてしまっている人が参考にできる内容になっていると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

  • こんなんでうつになるなんて、本当に自分はダメだな
  • 周りはできているのにどうして私は精神的に弱いのだろう
  • みんなに迷惑かけてしまっている。情けない

 

あくまでも私の実体験や考え方になりますが、仕事が原因でうつになった際、「休職→復帰」の流れよりも「転職」した方がうつを治す可能性が高いと考えています。

そして、うつを治すためには転職だけでなく転職後の仕事に対する考え方を今までと変える必要があります。

 

私は新卒で入社した会社をうつにより、6ヶ月休職した後に1年半で退職しました。そして、転職先ではうつの症状が出ることなく3年弱仕事を続けることができました。そして、現在はさらにステップアップを目指して、外資系のコンサル企業に転職し仕事をしております。

 

この記事では大きく分けて次の2つの内容をご紹介します。

  • うつが治った転職に至るまでの考え方
  • うつを治すために転職後に意識したこと

 

この記事を読み終えた後に得られること
  • 転職活動を始めるきっかけとなる考え方が身に付く
  • 転職後にうつを再発させないための行動がわかる

 

先に私の転職歴についてお伝えしておきます。

  • 現在、IT企業に勤めている社会人5年目
  • 過去に2度の転職を経験
  • 1度目はスキル、2度目は年収アップを実現
  • 今までに利用した転職エージェントは計10社
  • 現在は外資系コンサル企業の現役SE

 




 

うつが治った転職に至るまでの考え方

ここでは私が苦しんでいた状態で転職活動を始めたきっかけになった考え方をご紹介します。

もし、苦しんでいる方がおりましたらぜひ次のように考えてみてください。そうすると気持ちが少しずつ楽になり、行動を起こしやすくなります

  • 自分の代わりはいくらでもいる
  • 明日の仕事よりも自分の健康が一番大事
  • 他人の目を気にしない

 

ここからは上記のように考えるメリットを実体験を基にご紹介します。

うつが治った転職に至るまでの考え方①:自分の代わりはいくらでもいる

転職や休職を経験していない人であれば、なかなかスッと理解しにくい考え方かと思いますが、会社員として仕事をしている以上「自分の代わりはいくらでもいる」という考え方を覚えておいてください。

 

これを覚えておくと、「休職・転職・退職」といった行動を確実に起こしやすくなります。

一方で私もそうでしたが「この仕事は自分しかやる人がいない」「自分がいなくなったら、このチームは回らなくなる」と考えてしまうと思います。しかし、社会人経験を積んだから言えることですが、たとえ一人いなくなったとしても「他のメンバーに作業を割り振る」「他のチームから人を入れる」などいくらでも取る得る対策があるため、苦しい状況から逃げても仕事には何ら問題ありません。

そのため「自分の代わりはいくらでもいるから苦しかったらとにかく逃げる」と考えるようにしてください。

 

うつが治った転職に至るまでの考え方②:明日の仕事よりも自分の健康が一番大事

明日の仕事を考えて嫌になることってありますよね?

これがたまにであれば問題ありませんが、毎日のように嫌になり憂鬱な状態に陥るようでしたらそれは身体がSOSを出しています。

毎日苦しいと感じている状態を我慢して働き続けることは、未来の自分にとってマイナスでしかありません。

私はそのような状態で3ヶ月仕事を続けたところ、メンタルだけでなく完全に身体を壊してしまい結局6ヶ月ほど休職しなければいけなくなりました。

 

いま苦しい状況下にいるみなさんにも私と同じような経験をして欲しくないので「休職 or 退職」をしていただき落ち着いた状態で転職活動を進めることをおすすめします。

そのため「明日の仕事よりも自分の健康が一番大切なので、無理しない」と考えるようにしてください。

 

すぐにでも「休職・退職」を検討される方は次の記事をご覧ください。

すぐに休職したい方

すぐに退職したい方

 

うつが治った転職に至るまでの考え方③:他人の目を気にしない

転職を始める前の私は「転職なんてしたら同期や同僚から馬鹿にされるのではないか」「メンタル弱っ!と思われるのではないか」と他人の目を気にしすぎていたため、休職や転職といった行動をなかなか起こせませんでした。

しかし、体調が急激に悪くなったことにより「このまま会社に行き続けたら、全てが終わる」くらいにネガティブな状態になっていたためいい意味で周りを気にする余裕がなくなりました

その結果、休職という行動を起こすことができ、その後も転職やスキルアップのための転職という自分のためのキャリアを歩めていると考えています。

みなさんにも「他人の目を気にしすぎないように」してほしく、私は体調が悪くなったことがきっかけになりましたが、皆さんにはこの記事がきっかけになって欲しいと願っています。

 

そして、他人の目を気にせず転職活動を始めましょう。

 

日本には星の数ほど会社が存在しますので、必ず今のあなたにぴったりの企業が存在します。そのような企業と出会う確率を上げるためには転職エージェントのサポートが必須になってきます。

休職中の方も既に退職されている方も転職エージェントの方が相談に乗ってくれるので、まだ登録されていない方は登録しておきましょう。

 

以上が私のうつが治った転職に至るまでの考え方になります。

 

うつを治すために転職後に意識したこと

続いて、うつを治すために転職後に意識したことをご紹介します。うつの症状を再発させないためと言い換えていただても問題ございません。

 

私が特に意識したことは次の3点になります。

  • 絶対に無理しない
  • 周りに助けを求める
  • 小さな分野を極める

 

うつを治すために転職後に意識したこと①:絶対に無理しない

うつを治すために一番大切なことは「絶対に無理をしない」ことです。

私は休職後に転職し、その企業で3年弱勤めました。その企業での働き方としては残業が月40-45H程度(1日平均2時間程度)です。

正直にいうと残業が45時間程度でも本当に辛かった時が何度かありました。しかし、前職で休職した経験があるので辛い時はどんなに仕事が忙しい場合でも必ず休むようにしてました

 

辛いとは個人の主観的な感覚のため、無理をしようと思うと無理ができてしまうんですよね。しかしこれでは前職と同じ状況になると考え、可能な限り自分が辛い状態を客観的に判断できるようにしました。

 

例えば「2日連続で終電まで仕事した場合、3日目の午前中は必ず休みを取る」「業後に全く食欲がなければ、次の日は休む」「火曜日に祝日があれば、月曜日は有給を取る」など。

 

身体が丈夫な方と比べると「なんでそんなことで休むの?」と批判されるかもしれませんが、健康がとにかく大切です。自分を守るためにもなるべくハードルを低く(今まではそんなことくらいでは休まないような状態)設定し、自分で決めたことを徹底していました。

 

うつを治すために転職後に意識したこと②:周りに助けを求める

うつになる前の私は職場で孤立していました。話せる同期はいましたが、気軽に仕事のことを聞ける上司はいませんでした。その結果、次のような問題がありました。

  • 分からないことがあっても何とか自力でやらなければいけないと思い込んでしまい、無駄な残業をする
  • 仕事でミスがあるとフォローしてくれる人もいないので、精神的に追い込まれる

 

そこで、転職後は「周りに助けを求める」ことを意識したところ、次のように改善することができました。

  • 分からないところはすぐに聞き、結果として作業時間を短縮することができた
  • ミスがあったとしても周りが意欲的に助けてくれるため、精神的に追い込まれずに済む
  • 自らも周りを助けることで、職場での人間関係が向上する

 

この他にも苦しいと感じていた状況が多く改善されるので、自分が思っている以上に周りに助けを求めてみてください。「何でも人に聞く人は無能だ」とかいう人もいますが、私は全くそうは思いません。

 

分からないことを何時間も調べ、結局依頼された作業とズレがある人の方が無能だと考えています。

そして、今の社会では周りとコミュニケーションを取りつつ仕事を進められる人の方がよっぽど有能な人ですので、ネガティブな意見は無視し自分が精神的に働けるよう周りの人に助けを求めてみてください。

 

うつを治すために転職後に意識したこと③:小さな分野を極める

最後は自信をつけるために「小さな分野を極める」ことを意識しました。

 

うつになる大きな原因として自己肯定感が低い(「自分は無能だ、誰からも求められていない」ように感じる)ことが挙げられます。私も自己肯定感が低いことがうつになった大きな要因と考えているため、どうしたら周りから求められる存在になることができるのか考えました。

 

いくつか候補はありましたが、手っ取り早く効果を発揮する手段が「小さな分野を極める」ことであると結論づけ、3ヶ月ほど勉強し必ず業務で必要となる技術の資格を取りました

その結果、所属しているチームだけでなく今まで全く会話すらしたことない他のチームの方からも「これにその技術は使えるの?」「その技術に興味があるのだけど、簡単に教えてくれない」というような周りから少しずつ認められるようになりました。

 

ちなみに当時取得した技術系の資格はこちらの記事で紹介しております。

 

私の中では本当に小さいことですが、これが自信になり今までは全く出来なかった「目上の方に対して自分の意見をはっきりと主張する」「お客さんに対して会社の代表として堂々と商品を説明する」などといった行動が取れるようになりました。

ごく小さな分野からでいいので、少しずつ極めていくことで気付いたら周りから評価され、それが自信に繋がりうつを治すことができますので「小さな分野を極める」意識はとてもおすすめです。

 

さいごに:数年は楽に生きることを優先しよう!

今回はうつの状態を転職により治せたかどうかに関して、私の実体験を基に次の2つの内容をご紹介しました。

一つ目の「うつが治った転職に至るまでの考え方」では、大きく次の3つの考え方で転職に至りました。

  • 自分の代わりはいくらでもいる
  • 明日の仕事よりも自分の健康が一番大事
  • 他人の目を気にしない

 

続いて「うつを治すために転職後に意識したこと」では、次の3つのことを意識しました。

  • 絶対に無理しない
  • 周りに助けを求める
  • 小さな分野を極める

 

上記の内容に関して私が当時感じていたことをご紹介しましたが、総じて一番大切だったと感じることは「うつになった直後は意識的に楽な道を選択しよう」というです。

この意識を2年くらい持ち続けた結果、うつになる前よりもストレスフルであったり、残業が多い状況でも楽に乗り越えられていた印象があります。

 

そのため、うつになってしまった人はとにかく無理をしないことを念頭にこれからの数年は過ごしてみてください。必ずしも完治する(私自身も完治しているか不明)か分かりませんが、精神的に気持ちがとても楽になります。

 

最後に私の感覚になりますが人生100年時代のほんの数年間、息抜きしても仕事のキャリアが傷つくこともありませんし、人生に与える影響もほとんどありません。楽しい人生を歩めるように今はゆっくりしてください!

それでは。