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【残業代、ボーナス込み年収に騙されるな!】給与と賞与ではどちらが多い方が得なのか?【徹底比較】

  • 転職活動をしており、複数の企業から内定をもらっている。条件面ではどれも似ているけど、給与の提示の仕方がそれぞれ異なっている。この時に一番多くの給与をもらえる企業をどのように見極めればいいか知りたい。

 

給与提示のされ方について、上記のようなお悩みを持たれる方は多いのではないでしょうか?

 

転職活動が順調に進み、気が緩みがちになると思いますが、条件面で妥協してしまうと転職後に「なんでこんなに給与が少ないの…」と後悔してしまう可能性がございます。

そのため、最後にもう一度気を引き締め一番好条件の企業を見極めましょう!

 

先に結論から申します。

  • 給与には固定給と変動給があり、変動給を含めた条件を提示された場合は現実と乖離している可能性がある
  • 固定給のみの給与が提示されている企業に転職すべし
  • 固定給+変動給の給与が提示された場合、変動部分を除いた固定給のみの給与を提示してもらうように依頼しよう

固定給・・・ベースとなる基本給のことを指す
変動給・・・賞与(ボーナス)や残業代のことを指す

 

私自身、1回目の転職では条件をよく見ていなかったため後悔しました。

その理由としては、条件面談で提示された給与が残業(40時間)代、賞与込みで450万円でした。

当時は給与が低い会社とは聞いていたものの思っていたよりも貰えることに驚きました。

しかし蓋を開けてみると、実際に貰えた給与は350万でした。(そこまで残業をしていなかったとはいえ、さすがに350万円は愕然としました。)

この時の経験から、変動給部分を信用してはいけないことを理解し2回目の転職に臨みました。

そして、転職した企業から提示された条件は固定給が年収400万円というものでした。しかし、実際に働いてみると固定給に残業代+賞与が加算され年収650万円程度になりました。(残業単価がとても高いためこの程度の上がり幅になっております。)

以上の経験より、これから条件面談を控えている人には是非とも変動給部分の給与が当てにならないことを理解していただきたく思っております。

 

この記事では、次の条件面談で提示される給与の見方から年収アップを実現するための具体的な手順まで解説します。

  • 条件面談でみるべき給与に関するポイント
  • どっちの方がお得?
  • もう少し年収アップしたい人はこちら!

 

そして、この記事を読み終えた後に得られることは次の3つになります。

  • 給与の提示方法が内定先によって異なったとしても同じ基準に変換することができる
  • さらに給与アップを実現したい人に向けて、具体的な行動が理解できる

 

本題の前に私の転職歴に関してお伝えしておきます。

  • 現在、IT企業に勤めている社会人5年目
  • 過去に2度の転職を経験
  • 金融系Sier、Web系Sier、外資系コンサル企業の順に在籍
  • 現在は外資系コンサル企業の現役SE
  • 本転職ブログを2年運用している

 




給与と賞与ではどちらが多い方が得なのか?①:条件面談でみるべき給与に関するポイント

条件面談で提示された給与を見る際は、以下2点のポイントを意識してください。

  • 固定給(保証されている給与)はいくらか?
  • 変動給込みの給与を鵜呑みにしてはいけない

 

給与と賞与はどちらが得なのかを判断するためのポイント①:固定給(保証されている給与)はいくらか?

冒頭でも説明した通り、「固定給がいくら提示されているか」を必ず確認してください。

固定給を明確に把握するということは、そこから所得税や住民税が引かれ、月の手取りが計算できます。

そのため、日々の生活に関わる収入、支出を正確に計算することができます。

逆に、固定給が明確になっていない場合、最低保証されている給与が分からず、日々の計画が立てなくなります。仮に立てたとしても計画通りにいかない可能性がございます。

 

給与と賞与はどちらが得なのかを判断するためのポイント②:△変動給込みの給与を鵜呑みにしてはいけない

これは2回の転職経験から学んだことになります、変動給込みの給与は条件面談で入社させようとしていることもあるため多めに提示されている可能性がございます。(あくまで個人的な意見です…)

残業代や賞与が給与に含まれている場合、残業代の単価や過去5年の賞与の実績などを確認しておいてください。

また、条件面談では人事の方が対応することがよくあるため、給与に関する内容を確認したとしても実際に配属されるチームのメンバーには特に悪影響はございませんので、安心して確認してみてください。

 

給与と賞与ではどちらが多い方が得なのか?②:どっちの方がお得?

それでは、どちらの方が多く給与を貰えるか実際に計算してみましょう!
※計算を簡単にするため、所得税、住民税等は考慮しておりません。

 

早速ですが、みなさんは次のうちどちらの方が給与を多く貰えると思いますか?

  1. 残業代、賞与込みの給与600万円/年(残業は40H、賞与は年2回とする)
  2. 残業代、賞与なしの給与400万円/年

 

まず、1の残業代、賞与込みの給与から残業代、賞与を引き算し、2と同じ条件に変換します。

残業代を1時間1,500円、賞与は1回につき2ヶ月分(かなり優良企業!)と仮定する場合、

1,500円 * 40H = 60,000円(1ヶ月の残業代)
60,000円 * 12 = 720,000円(1年の残業代の合計)

6,000,000円 – 720,000円 = 5,280,000円(残業代を除いた給与)

528,000 ÷ 16(12ヶ月 + 2回の賞与で受け取る4ヶ月分の固定給)= 330,000円(賞与込みの1ヶ月分の給与)

330,000円 * 12 = 3,960,000円残業代、賞与を除いた1年間の給与

計算は以上になります。

そして、残業代、賞与を引き平等に比較した結果が次の通りです。

  1. 残業代、賞与なしの給与396万円/年
  2. 残業代、賞与なしの給与400万円/年

 

あれ?逆転しましたね。

つまり、残業代と賞与が同じ条件である場合、2の方がより多くの給与を貰えるとお気づきになりましたでしょうか。

この結果からも例え提示された年収に200万円程度の差があるとしても、給与の提示方法によっては少ないと思ってた企業の方が実は多く給与がもらえたり、なんてこともありますので固定給(保証されている給与)はしっかりと確認するようにしましょう!

 

給与と賞与ではどちらが多い方が得なのか?③:もう少し年収アップしたい人はこちら!

ここからはおまけになります。

この記事を読まれている方は、すでに複数の内定が出ておりどの企業に転職するか悩まれていると思います。

しかし、もし本当はもう少し給与の高いところに転職したかったと思っている方がおりましたら、次の方法で3ヶ月あれば年収アップを実現できますので、時間に余裕のある方は試してみてください!

  • ハイクラス向け転職エージェントに複数登録する
  • 希望条件を明確する
  • 希望条件に合う求人のみ応募する

 

ハイクラス向け転職エージェントの中でも次のようなスカウトサービスを提供しているサービスをご利用ください。スカウトサービスとは、職務経歴書のみをアップロードするだけで後は企業の採用担当者やヘッドハンターから応募の連絡が来るサービスとなります。一般的なエージェントサービスと違い、求人への応募を勧められることもなく、自分のペースで転職活動を進められる点がおすすめです!

 

また、すでに転職活動をされている方は履歴書、職務経歴書は過去のものを使い回しで構いません。

 

そして、ハイクラス向けと言っても年収500万円の求人からゴロゴロありますので、「ハイクラス向けの転職エージェントは今の年収では眼中にないな…」と思われる方でも年収アップを希望している方にとっては利用していて損は全くありません。

ちなみに、私が年収アップを実現させるために利用していたおすすめの転職エージェントは次の3つです。

『JAC Recruitment』(公式サイトはこちら

『ビズリーチ』(公式サイトはこちら

『キャリアカーバー』(公式サイトはこちら

 

より詳細な転職エージェントの説明やハイクラス向け転職エージェントを利用した具体的な転職手順が知りたい方は次の記事でまとめておりますので、ご参考してください。

 

さいごに:貰える給与や賞与が多ければ働くモチベーションは勝手に上がる

この記事では、給与の提示の仕方がそれぞれ異なっており、一番多くの給与をもらうための見極め方を知りたいという方に向けて、次の点を解説しました。

  • 条件面談でみるべき給与に関するポイント
  • どっちの方がお得?
  • もう少し年収アップしたい人はこちら!

 

そして、私の結論は以下の通りです。

  • 給与には固定給と変動給があり、変動給を含めた条件を提示された場合は現実と乖離している可能性がある
  • 固定給のみの給与が提示されている企業に転職すべし
  • 固定給+変動給の給与が提示された場合、変動部分を除いた固定給のみの給与を提示してもらうように依頼しよう

 

多くの企業は残業代、賞与込みの年収を提示してきますが、残業代、賞与自体は何も保証されておりません。そのため、入社1年後の源泉徴収票を見た時に「騙された!」と感じることもあるでしょう。

そして、給与が引き金となりまた転職活動を始めるといった負のループに陥ってしまうこともございますので、条件面談では必ず固定給(保証されている給与)を確認するようにしてください!

そうすれば、少なくとも「こんな条件で入社したつもりはない…」といった企業とのミスマッチは減りますので、これから複数社の条件面談を控えている方は参考にしてみてください(^ ^)

 

年収アップを考えている方は特に貰える給与が多いと、仕事に対するモチベーションが上がり、昇進・昇格することでさらに年収アップを期待できるといった状況に好転する可能性もございますので、この記事が一人でも多くの方の人生を良くするためのヒントになれば私としても嬉しい限りです!

今後も転職や仕事術に関する情報を積極的に発信して参りますので、興味のありそうなタイトルがありましたらぜひご覧になってください。

それでは!