今回は休職から復帰することが決まっているけど、復帰の日が近づくことにとても怖いと感じている方に向けて実際に休職から一度は復帰を考えた(上司にも連絡した)私から以下のテーマで復帰が怖いと感じた時に考えるべきことをご紹介します。
- 怖いと感じているのであれば、それはまだ心が回復していない証拠
- 誰も私のことを知らない環境に飛び込むほうが気持ちが楽ってこともある
- もっと自己中になることが幸せへの第一歩
結論としては、「怖いと感じることがあれば、まだ復帰する時期ではない!」になります。
特にライフステージが変わる際にいつも平常心でいられるわけではないですよね。
それはそうなのですが、一般的には怖いよりも緊張によって平常心が乱れることがほとんどです。
そのため、緊張ではなく恐怖を感じているのであれば、それは心が発しているSOSのサインですので、まだ復帰する時期ではありません。
今回の記事では上記のテーマに沿って、結論に至った理由を詳しく説明します。
- 私がこの考え方で行動したによって状況が好転した
- 即効性があり、すぐに状況を改善できる
- ワクワクする仕事に出会える可能性が高まる
先に私の経歴についてお伝えしておきます。
- 現在、IT企業に勤めている社会人6年目
- 過去に2度の転職を経験
- 新卒2年目の時に適用障害と診断され6か月間の休職経験あり
- 現在は外資系コンサル企業のSE
- ブログを本格的に書き始めて3年目
怖いと感じているのであれば、それはまだ心が回復していない証拠
では早速、3つのテーマについて私の実体験をもとに考え方と具体的な行動を紹介します。
考え方
冒頭でも申しましたが、一般的にライフステージが変わるときの平常心のブレは緊張からくるものです。
しかし、ネガティブ(よくないことがおこりそう)な変化が起こる場合は緊張ではなく恐怖心を抱きます。
特に休職から復帰する人は怖いと感じていることが多く、私もその一人です。
私の場合は、いただいた診断書の期間終了に伴い、復帰する選択肢しかないと感じ、当時の上司に復帰する意思をメールで伝えました。
行動
しかし、復帰する日が近づくにつれ恐怖心が大きくなり、復帰前最後の診断でその旨を伝えたところ休職を延長する診断書を書いていただきました。
そして、上司に休職を延長することをメールで伝え、さらに3か月ほど休職いたしました。
これはあくまで私の例になりますが、たとえ上司に復帰する意思があることを伝えたとしてもうつや適用障害の場合、復帰する日が近づいてきたらまた当時の悪い状況を思い出し、体調不良を起こしてしまうこともよくあります。
そのため、しっかりとかかりつけ医に状況を伝え、休職を延長する診断書を書いてもらえるよう依頼しましょう。
もし、それでも復帰しなさいと言われたらこちらの記事を参考に別のクリニックで診断書をもらってください。
誰も私のことを知らない環境に飛び込むほうが気持ちが楽ってこともある
考え方
一回復帰を考えた時に「戻っても周りの人に気を遣われつづけるんだろうな」「昇進とかできないんだろうな」「同期からも変な目で見られるんだろうな」などとにかくネガティブなことが頭に浮かぶことがあると思います。
それは当然のことであり、休職した理由がうつや適用障害などネガティブな理由であればあるほど、こういった周りの目を意識して復帰が怖くなってしまいます。
そうであれば、だれも私のことを知らない環境に飛び込んだほうが楽なのではないか。と考えるようになり、私自身はこの時点で転職することを決めました。
行動
休職期間が延長され、転職する意思が固まったため、まずは転職エージェントに登録し転職活動をスタートさせました。
うつや適用障害などのネガティブな理由で休職した際は実績が多く親身になって相談に乗ってくれる転職エージェントを利用する必要があります。
(特にリクルートエージェントとdodaは休職期間中の転職活動の実績も豊富なため、こちらの要望に沿った転職活動をサポートしてくださいました。)
転職活動を終えて、心機一転新しい職場では私の過去のことを知っている人がいないため、変に気を遣われることもなくそのあたりのストレスはゼロだったため、私自身は転職して正解だったと思います。
ただし、「どうしても今の会社で働き続けたい!」と思っている方に転職を勧める気は一切なく、そのような方は休職期間を延長しゆっくりと休んで回復したときにもう一度復職の意思があることを上司に伝えてみてください!
それで、復帰が近づくにつれ前回のような恐怖心がなくなっていれば、そのまま復帰し、また復帰が怖いと感じたならば同じ手順で休職期間を延長しましょう。(1年半は休職の給付金が支給されるため、MAX1年半休むのも大いにありだと思ってます!)
もっと自己中になることが幸せへの第一歩
考え方
私も含めてうつや適用障害になってしまう方って、空気を読み過ぎる繊細な人に多い印象です。
例えば、周りに気を遣い過ぎて自分の意見が言えず、終わった後にいつも悶々とするなど。や周りに迷惑をかけてないか常に不安でしょうがない。といった経験があると思います。私もそれが行き過ぎて社会に出てからとても生きづらい経験をしてきました。
しかし、ありふれておりますが自己啓発本(特に影響を受けたものは”7つの習慣”と”嫌われる勇気”です!)読むことで、誰のための人生なのかを真剣に考えることができ、別に上司のために生きているわけではないし、この仕事しかないってことでもないことに気づいたため、そこから少しずつ自分らしく生きれるようになり、さらにストレスを溜めにくい体質に変わることができました。
行動
具体的に転職活動を始めようと思ったきっかけとして、「仕事は変わりがきくけど、自分の変わりは誰もいない」ということを感じ、とにかく自分を守るためのベストな選択肢を考えました。
その結果、会社に復帰するのではなく、誰も自分のことを知らいない環境で一から再スタートすることを選び、休職しながらではありますがすぐに転職活動を始めることができました。
転職活動を始めてからは復帰したいと思うこともなくなり、そのまま新しい転職先に内定をいただくことができました。
さいごに:焦りは禁物!
最後にまとめになります。
今回は休職から復帰することが怖いと感じた際に考えるべきことを私の実体験を交えてご紹介させていただきました。
- 怖いと感じているのであれば、それはまだ心が回復していない証拠
- 誰も私のことを知らない環境に飛び込むほうが気持ちが楽ってこともある
- もっと自己中になることが幸せへの第一歩
繰り返しになりますが結論としては、「怖いと感じることがあれば、まだ復帰する時期ではない!」になります。
周りの環境によって休職まで追い込まれてしまい、さらに恐怖心がある状態で復帰するとなれば、またすぐに体調を壊し休職してしまう可能性が高まってしまいます。
ひとまず診断書を再度もらうことで休職の延長をしましょう。そして、また休職期間が終わるにつれて恐怖心が出てくるようであれば、それは復帰すべきではなく新しい環境に飛び込んだほうが精神的に非常に楽になると思います。(私の実体験より)
せっかく回復してきているのに、また再発しそうで怖いと感じることがあれば無理せず休んでください。
転職するしないに関わらず、もう少し時間をとって将来のことを考えても長い人生の中で全く無駄になりません。
焦らずゆっくりと進みましょう~!!!