- 退職の引き止めに合った際に【残るか転職するか】どちらの道に進めばいいか悩む…
転職・退職をしたことがある方はもちろんのこと、その意向を伝えたことがある方の多くは上記の悩みを持たれたことがあると思います。
初めて転職・退職する時に引き止められると本当に迷ってしまいますよね。私の過去2回転職をしておりますが、初めて転職する時に当時の部長から引き止められ本当に悩みました。
どちらにするか早く決めて、
- ストレスから解放されたい
- 次の準備に時間を使いたい
上記に該当する方はぜひ最後までお読みください!
さっそく結論を申し上げる前に、引き止める側の上司や会社の人事は基本的に「また転職を言い出される可能性がある」と考えております。こちらを念頭に置いた上で以降の章をお読みください。
退職の引き止めで残る場合の主なデメリットは次の通りです。
- 昇給/昇進しづらくなる
- 周りの目が厳しくなり仕事がしづらくなる
- 長期的な仕事を任せてもらえなくなる
長期的な目線でみた場合、スキル・給料的にも残った場合にポジティブな理由が見つかりませんので、迷っているのであれば退職してしまうことをおすすめします。ただし短期的な目線でみた場合に『残った方が給料が高くなる』といった可能性もございますので、後半部分のケーススタディで解説します。
今回の内容は実際に私の実体験に加えて、退職を考えた際に自分の中で色々と情報収集をした際の内容をまとめております。
この記事の前半部分では「退職の引き止めで『残る』決断をした場合のデメリットについて」、後半部分では「こんな時は残った方がいいの?」というケーススタディについて解説いたしますので、前半部分だけで理解できた方はそのまま閉じていただき、「もう少し知りたい」と感じた方はそのまま最後までお読みください。
- 退職の意向を伝えたが、引き止められた
- この会社のことは好きだから、【残るか転職するか】どちらにしたらいいか迷っている
- 年収が多くもらえる選択をしたい
- 年収アップを目的として転職活動を進めてきた
- 退職の引き止めで『残る』決断をした際のデメリットが分かる
先に私の転職歴についてお伝えしておきます。
- 現在、IT企業に勤めている社会人7年目
- 過去に2度の転職を経験
- 1度目はスキル、2度目は年収アップを実現
- 今までに利用した転職エージェントは計10社
- 現在は外資系コンサル企業の現役SE
退職引き止めで残る場合のデメリット3選
退職の引き止めで残る決断をした場合のデメリットは次の通りです。
- 昇給/昇進しづらくなる
- 周りの目が厳しくなり仕事がしづらくなる
- 長期的な仕事を任せてもらえなくなる
退職引き止めで残る場合のデメリット①:昇給/昇進しづらくなる
冒頭でもお話しした通り基本的に会社の人は引き止めたとしても「また転職を言い出される可能性がある」と考えてしまいます。そのため、昇進や昇給をさせることに関して退職を考えたことのない人よりもシビアに考える傾向になります。
これは逆の立場になって考えてみるとわかりやすいのですが、どちらの人の方が昇進させたいと思いますか?
- 仕事のスキルは高いけど、一度でも退職を考えたことがある人
- 仕事のスキルは平凡だけど、新卒から入社して15年間その会社で働き続ける人
金融系などのお堅い職場ではいまだに後者を優先する傾向がありますので、退職の引き止めで『残った』場合は昇給や昇進がしづらくなることを覚えておいてください。
退職引き止めで残る場合のデメリット②:周りの目が厳しくなり仕事がしづらくなる
退職の意向を伝える際は上司→課長→部長のような流れになると思います。そして、どこかの段階で退職の引き止めに遭い、残る決断をしました。
短期的にはあまり問題が起こることもないと思いますが、徐々にチームや社内に「あの人、退職を考えていたんだってさ」と噂が出回るようになります。
その結果として、
- 重要な意思決定を行う会議に招待されない
- お客さんとの打ち合わせにも参加させてもらえない
- 社内の中で責任の小さい作業のみを任せられる
などのスキルや年収アップを考える上で、あまりよろしくない状況に陥ってしまします。
退職引き止めで残る場合のデメリット③:長期的な仕事を任せてもらえなくなる
「また転職を考えるのでは?」と周囲の人が考えてしまっているため、長期的な仕事を任せてもらえなくなります。長期的な仕事とは、とあるプロジェクトの責任者として最低でも6ヶ月以上、その案件に携わることを前提と定義します。
このような仕事の場合、会社としては案件の途中で責任者に離脱されたは困るため、「転職を考えたことのない方」「最近、転職してきた方」を責任者として採用する傾向がございます。
この場合、長期的にみて自分のスキルや経験アップにつながりにくいため、市場価値が上がらないといったデメリットが併せてついてきます。
以上3点が退職の引き止めで残る場合に起こり得るデメリットになります。
退職引き止めで残る?こんな時はどうしたらよいか
続きまして【残る or 転職する】に関しまして、どちらの決断をすると年収が多くもらえるか次の3パターンを解説します。
引き止めパターン①:うちの会社はあなたの能力を必要としている
これは「残るメリットは特にないが、人手不足なのでとりあえず残って欲しい」と捉えてください。
もし退職の理由を知っている上で上記のような発言をする場合、会社側としては昇進や昇給はできないけど「とりあえず会社に残って欲しい」というだけの気持ちのため、本人にとって残るメリットは一切ございません。
そのため、この場合は何も考えず【転職する】選択肢が有効です。
引き止めパターン②:次の人事評価のタイミングで給料をあげる
これが最も多くの人を悩ますパターンだと思います。
私も2回目の転職では「次の人事で昇進させるよ」と悪魔のようにささやかれ一瞬迷ってしましました。(私の場合の昇進とは「半年後に昇進させる=年収が100万円近くアップする」です。)
しかし、調べてみるとこのパターンの多くは実際には何かと理由をつけて昇進させないケースが多いらしいですね。
ということは、甘い言葉をかけて残る決断をさせる。その上で、昇進を無かったことにして、何も無かったかのように仕事を振る。といったような扱いをする方が世の中には多くいらっしゃいます。(あくまでも「傾向がある」ということですので、会社で転職を考えたことがある方に確認するのが一番間違いがないかと思います。
そのため、この場合も【転職する】選択肢が有効である可能性が高いです。
引き止めパターン③:すぐにでも給料をあげる
最後に「すぐにでも給料をあげると言われた」場合はどうでしょう。
これは少数派かもしれませんが、具体的な給料と時期を明確に提案してもらえるのであれば【残る】決断をしてもよいと考えています。
ただし、短期的にみたときにもらえる給料が多いということだけなので、転職先の給料や昇給率などの転職先の人事の方に確認して最終的に判断してください。
私が決断するとしたら、今の会社で月10万以上の手取りが増えるのであれば【残る】決断をすると思います。(手取り10万円アップ=生活がとても楽になりため)
以上が3パターンのケーススタディになりますが、もし退職したいのにも関わらず、引き止め続けられている人は思い切って『退職代行サービス』を利用してみてください。
費用はかかりますが最短1日で会社を退職することができるため、無駄な退職交渉に関わる時間を浪費したくないと考えている方におすすめです!
さいごに:過去100年と同じ変化が次の10年で訪れる
転職を経験されたことのある方がよく遭遇する退職の引き止めに関して解説しました。
【残る】決断をした時に実際に発生するデメリットは次の通りです。
- 昇給/昇進しづらくなる
- 周りの目が厳しくなり仕事がしづらくなる
- 長期的な仕事を任せてもらえなくなる
そして、後半ではケーススタディとして引き止めの内容によって私の場合どのように決断するかについてご紹介しました。
最後に【残る or 転職する】に関して私の個人的な意見を述べさせていただきます。
いまの時代、変化せずに自分が心地よいと感じる職場に居続けることはとても危険です。
私はIT業界に所属しておりますが、「クラウドの台頭」、「プログラミング言語やプラットフォームの多様化」により10年前とは比べ物にならないほど業界内が激しく変化しております。そして、全ての業種にITが関わっておりますので、IT業界の変化=世の中の変化と言い換えることができます。
このような状況のおいて、たとえ業務時間外に他の分野の勉強をしていたとしても実務を経験していない限りスキルアップには繋がりにくいため、短くて半年、長くても3年単位で仕事を変える必要があると考えています。(実際に私は3年以上同じ仕事をしたことがありません。)
もし業務外で勉強している事柄があるようなら、副業でもなんでも構いませんので実践してみることをおすすめします。そして、基礎を固めつつ幅広い経験を積むことで、10年、20年後も生き残っていけると思います。
日本の状況を考えると、間違いなく裕福と貧乏で2極化していくのでこの記事を読んでいるみなさんも一緒に今を踏ん張り貧乏から抜け出せるように頑張りましょう。それに向けて自己研鑽を怠らずに将来のために次の道を決断しましょう。
もしこれから転職活動を始めようとされている方は、ご自身の年齢に合ったこちらの記事をご参考にしてみてください。(5分で登録完了。全て無料で利用できます)
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