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【2023年1月合格】参考書とWeb問題集のみでAWS Certified Security – Specialty(SCS-C01)に合格した

嬉しいことに先日、AWS Certified Security – Specialty(SCS-C01)の試験に合格しました。

結果は1,000点満点中791点(合格ラインは750点)だったため結構ギリギリでした・・・

私自身はセキュリティの実務経験はなく、かつAWSを最後に触ったのも3年前という状態から参考書と問題集のみで突破することができましたので、これから受験を考えている方に向けて私の勉強法をご紹介します。

 

今回最もお伝えしたいこと

参考書+Web問題集を1か月と1週間やれば受かる!

 

まずは、簡単に私の経歴を紹介します。

  • 現在、社会人7年目のSE
  • 新卒で金融系Sierに入社
  • 新卒2年目で適用障害により退職、その後、2社目のweb系のSE企業に転職
  • 2社目ではアプリ開発がメインだったが人手不足によりAWSのインフラ周りも触り始める
  • 新卒3年目、2社目の在籍時にAWS SAAを取得
  • 新卒4年目、フルスタックエンジニアとしてのスキルを買われ、3社目の外資系ITコンサル企業へバックエンドエンジニアとして転職・・・
  • ~新卒7年目、大規模案件の要件定義~テストを担当(←いまここ)
    ※3社目ではAWSは一切触っていない

 

持っている主な資格

  • 基本情報処理
  • 応用情報処理
  • AWS SAA
  • G検定
  • AWS SCS(←今回追加)

 

上記の通り、バックエンドのエンジニアとしては7年ほどの経験がございますが、実際に実務でAWSを触っていた期間は2社目の2年弱になります。そこから約3年のブランクを経て今回の資格を取得しておりますので、私自身は未経験の方でも運が良ければ受かる資格だと考えております。

 

ちなみに現在3社目の外資系コンサル企業の中途面接時、バックエンドのエンジニアながらAWS SAAを持っていたため、「インフラ側も知っててすごいね!」と褒めていただいたので、これから転職を考えている人の中で「まだちょっと武器が少ないな・・・」と思っている人にはAWS系の資格はかなりおススメです!

 

SCSに合格するためにした私の勉強法

Bible scripture with book mark

まず、私が使った教材は参考書とWeb問題集になります。(※あと、無料の模擬テスト1回やりました。)

使った参考書は以下の有名な書籍になります。


 

 

こちらも有名ですが、私が4年前にAWS SAAに合格した際にも使ったWeb問題集になります。

有料になりますが、実際の過去問が大量に格納されているためお金を払う価値は間違いなくあります!(SCSの場合、約250問の問題が収録されております。)

今回の試験でも、半数くらいは見覚えのある問題が出てきましたので、こっちをメインで進める方が効率よく試験に合格できます。

TechStock|AWS WEB問題集で学習しよう

※私は5,480円のプロフェッショナルのコースを購読しております。

 

私の勉強スケジュール

試験の1か月と1週間ほど前から勉強を開始しました。

1日の勉強時間や約1時間ですので、大体40時間弱になります。

※コツは1日に詰め込まず、毎日少しずつやることで記憶に残りやすくなります。

 

大きく分けると以下のスケジュールになります。

①参考書をメモを取りながら読み進める。(1週間)

②Web問題集をひたすら解く。(1か月)

 

①参考書をメモを取りながら読み進める。(1週間)

久しぶりにAWSの学習を始めたため、基本的なEC2,ALB,S3あたりの細かい仕様が抜けておりました。

上記のような主要サービスとセキュリティ認定試験によく出るサービス(CloudTrail, CloudFront, AWS WAF)などをまずは大まかに理解するよう努めました。

この時点で細かい部分までは覚えようとせず、まずは1週間で参考書を読み切ることを意識し勉強を進めました。

 

②Web問題集をひたすら解く。(1か月)

ある程度、テストにでるサービスの概要を把握した段階でWeb問題集を解き始めます。

Web問題集は1セクション7問の構成となっており、SCSは計36セクションございました。(2023年1月時点)

私は記憶力があまりよくないため、試験日から逆算して最低でも3周は解きたいと思い、1日4セクション(28問)解く目標を立て、毎日こなしていきました。

振り返ると多少の誤差はあるものの試験日までおおむね予定通り問題集を進めることができました。

 

もちろん1周目2周目の正解数はとにかく悲惨でセクションごとに30-40%の正解できていればいい方でした。

3周目に入ったところから徐々に正答率が上がり、3周目は約70%ほど正しい答えを選べるようになりました。

 

ここで腕試しです!

以前は有料だった公式の模試が現在は無料で受験できるということで、以下の記事を参考に模試を受験してみました。

結果は70%の不合格でした。(合格ラインが75%のため)

ここで「Web問題集と同じような問題が結構でるから本番の問題次第では受かるかも!」と思うようになり、残り数日も同じペースで問題集を進めました。(Web問題集に入ってからはあまり参考書を見ていません。)

 

テスト当日

テスト当日の体調は絶不調であり、正直受ける前から「今回は無理かな。。。」と思っていました。理由は娘と一緒に寝ており、その娘が体調不良のため夜に何度も起こされてしまい、完全な寝不足でした。

 

午前中に試験を申し込んだため、仕事を午前休にできたことがよかったです。

(午前中に仕事をして、午後試験だと頭が回らなさそうだったので、無理やり午前中に試験を入れました。)

 

正確ではありませんが実際の試験の印象は以下の通りです。

  • Web問題集で見たことがある・・・・50%
  • Web問題集で見たことはないが、推測できるやつ・・・30%
  • Web問題集で見たことがなく、参考書にちらっと載っていた問題・・・20%
  • Web問題集でも参考書でも全く見たことがなかった問題・・・10%

 

参考書の中のサービスの細かい仕様などは完全に抜け落ちていたため、上記の下2つの問題は手も足も出ませんでした。

その代わり上2つの問題を絶対に落とさない気持ちで挑み、結果としても約79%ということで現在の私も持てる最大限の力を出せたかなと思っております。

 

SCSのテストを終えて

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今回は実務で扱ったことのないセキュリティ分野の試験を受けましたが、個人的には非常に興味深く自分から率先して学びたい分野でした。

もちろんテスト勉強を始めた当初は分からないことだらけで問題をやってもほとんど正解できない状態でしたので、毎日4セクションやることだけをモチベーションにして何とか続けていたというのが本音です。

 

この記事をお読みの方は、「スペシャリストの資格だから難易度がめちゃくちゃ高いんだろうな・・・」など思っているかもしれませんが、しっかりとWeb問題集をやり切り、少しずつサービスの知識を深めていけば合格できる試験だと思いますので、ぜひ興味のある方はトライしてみてください!

もし先にAWS SAAを取りたいと思っている方は以下に記事を参考にしてみてください。

 

ちなみに会社に勤めている方は、もしかしたら受験料(3万円)を会社の方で負担してもらえることがございますので、社内の制度をしっかりと確認してみてください。

受験料を負担してくれると受験のハードルも下がりますよね!

 

さいごに、まだWeb問題集の購読期間が残っているため、引き続き実務(バックエンド開発)に関連するAWS DeveloperかDevOps Engineerのどちらを受ける予定です。

また合格したら記事にしたいと思います!