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【就活生・未経験社向け】業界歴5年の僕が考えるシステムエンジニアとは?【過去の年収公開】

こんにちは。今回は就活生、未経験者向けにシステムエンジニアとは?と題しまして、システムエンジニアの概要をご紹介していきます。

 

詳しい内容は別記事を何個か用意する予定ですので、さらに深く知りたい!という方は詳細の記事もご覧ください(^^)
※未経験者とは「IT業界以外で働いている社会人」のことを指します。

 

ご自身の進路やキャリアを決めるには相当の覚悟が必要であり、人生の最大の悩みと言っても過言ではありませんよね?

 

ただし、自分が納得できる情報がないとなかなか行動することが難しいですよね。今回の記事では、できる限り噛み砕いてシステムエンジニア の概要を説明させていただきます。

 

また、本記事を読みさらにシステムエンジニアへの興味が深まったとしても、決断・行動しない限り何も状況は変わりません。5年間計3社のIT企業で働いてきた私自身がどのような行動をしてきたかについて記事の後半で解説させていただきますので、みなさんの行動の参考にしてみてください。

 

もし、未経験者の方の中でシステムエンジニアは何となく理解したから、早く次にやることを教えてくれ!という方がおられましたら、この記事は飛ばしていただき次の記事を参考に行動してみてください(^^)

未経験からIT業界に転職できる3つの理由

【迷ったらこれでOK!】おすすめのIT転職エージェント7

【独学】未経験者のプログラミングの勉強法を解説

転職に役立つおすすめのプログラミングスクール3選【転職までの具体的な手順も解説】

 

そして、今回の記事で解説する内容を次の通りです。

  • システムエンジニアとは?
  • 5年間働いて感じたシステムエンジニアのいいところ!嫌なところ!
  • 就職の難易度は?
  • 給料はいいの?
  • 未経験からの転職希望者向け:いますぐやるべきこと

 

システムエンジニアは日本で2030年に49万人ほど人材不足になると言われております。
人材不足になると、長時間労働をせざるを得ない状況になり、さらにブラック業界だ!と揶揄されてしまいます。

 

今回の記事では、システムエンジニアについて興味はあるけど、よく分からないという方へ少しでも働くイメージが出来るような内容となっております。

 

そして大切なことは、この記事を読んでしっかりと自分の頭で考えて行動することです。

 

システムエンジニアとは?みたいな内容はブログでも書籍でも多く発信されておりますので、たくさん情報を収集して頭を整理し、ご自身のキャリアの選択に役立ててください(^^)

 

私のIT業界歴

  • システムエンジニア(社会人)歴5年
  • プログラミング歴10年
  • 金融、web、外資の計3社の企業に勤務
  • 転職回数2回
  • 現在の年収は700万
  • 主なアプリ開発を担当

 

本記事から学べること
  • システムエンジニアのイメージを掴むことができる
  • 就職前に身につけておいた方がよいスキルが分かる

 

本記事を読み行動することで得られるメリット

  • 仕事の内容を理解し、自分に進路を決めることができる
  • 早めに学習を始めることで、周りとの差を大幅につけることができる

 

行動しないことによるデメリット

  • 読んだだけでは数日で内容をほとんど忘れてしまう
  • 何も考えずに流行りだからといって就職したら、ギャップにより後悔することがある

 

 

みなさんの疑問を解決します

それでは、ここからシステムエンジニア の概要を説明していきます。

 

システムエンジニアとは?

一言で言うと、

お客様の課題・問題をシステムを使って解決する!

ことです。

 

あまりイメージできないと思いますので、一般的なシステムの成り立ち〜売り上げを上げるまでを解説します。

 

システムを企画する

世の中の技術動向や需要をリサーチして、今後売れそうなシステム(以下、主要パッケージと呼ぶ)を企画する。

その時に技術者だけでなく、経営者・コンサルタント・アナリストなどが議論し、結論を出す。

 

システムを売り込む

主要パッケージが必要な顧客に対して営業をかける。

その時に、営業だけでなくシステムのことを熟知している提案部隊と一緒に行き、システム導入のメリットをプレゼンする。

 

システムを受注する

顧客から承認をいただけたら、システム受注となる。

この際、受注金額(初期・運用費用)・導入スケジュールが正式に確定する

 

システム開発がスタート(よしここから頑張るぞー!)

システムの開発が始まるが、いきなりプログラムを書くのではなく、まずは顧客との要件決めから始まる。

具体的には提案時にプレゼンした内容をもとに、顧客と打ち合わせをしながら必要な機能を洗い出す。
(※システム開発工程の3割程度)

 

楽しいプログラミングスタート

要件定義がまとまり、設計書ができた段階でプログラミングが始まる。

ウォーターフォールの場合、プログラミングに割ける割合は全体の2割程度

 

地獄のテストフェーズが始まる

システム開発で大切なフェーズ主に要件を決めること。テストを行うこと。に尽きます。

そして、良くない開発例で挙げられるものは大抵このテストフェーズで問題が発生してわちゃわちゃするものです。(最悪の場合、納期遅れによる訴訟問題に発展する可能性あり)

ただし、テストが終わればゴールは目前になりますので頑張りましょう!!

 

システムのリリース

システムを世の中に送り出す作業になります。システムエンジニアとしては特に作業はなく、イメージとしては公開!というボタンをポチッと押すものだと思ってください。

 

運用開始(みんなが使う)

ここまで来れば基本的にやることはありません。定期的にバグが見つかることが多いので、日々それを直してバージョンアップしていくことになります。

 


いかがだったでしょうか?

システムを世の中に送り出すまでにやることって意外と多いんです。

 

特に要件を決める。テストを行う。ことはプロジェクトが成功するかどうかの非常に重要なポイントになります。

 

あれ?システムエンジニアってプログラミングがメインじゃないの?と思われている方!

 

そうなんです!実はプログラミングの作業は全体の2割ほどしかございません。

 

ここまでがシステム開発の企画からリリースまでの流れになります。

 

それではなぜIT業界に入るためにはまずプログラミングを勉強するべき!という情報が出回っているのでしょうか?

 

それは要件決めやテストはある程度の経験と知識が必要にならためです。したがって、みなさんが要件決めをやりたい!と言ってもすぐにやらせてくれる企業はほとんどありません。

 

そのため、初めはプログラミングを通してシステム開発の経験を積み、徐々に他の作業が担当できるようになる流れが一般的です。

 

ここまでシステムエンジニアとは?について、仕事の全体像とみなさんが初めに任される仕事について解説いたしました。

 

次の章では私が感じたシステムエンジニアのいいところ!悪いところを説明いたします。

 

5年間働いて気付いたシステムエンジニアのいいところ!嫌なところ!

結論から申しますと、

  • 働き方が自由
  • 給料の割に責任が少なめ
  • 年功序列がない
  • やりがいがある

 

  • 残業が多い(平均月30時間程度)
  • 忙しい時は土日出勤もある
  • 幅広い人脈が築けない
  • 他業種との関わりが少ない

になりまして、ここからさらに深掘りしていきます。

 

働き方が自由

私の現在の働き方は、在宅ワーク、フレックス(1日8時間働けばよい)です。特にフレックスの自由度が高く週に40時間働けば、基本的に何も言われません。

 

極端な話、月-木まで残業を2時間ずつすれば金曜は休むことも可能です。

 

他の業種と比べて、パソコンとネット環境があればどこでも仕事ができるので、働き方は自由になります。

 

そしてコロナの影響で、大手企業でも在宅ワークが推奨されるようになりました。

 

その結果、通勤する必要がなくなり空いた時間を自分のために使うことができます。(ほとんどの方は休みや娯楽に使っておりますが・・

 

ポイントとしては、空いた時間を自分のために使う人そうでない人が顕著になるため、会社内で仕事ができる・できない人間がより顕著になってしまいます。

 

あなたはどちらのタイプでしょうか・・・?

 

給料の割に責任が少なめ

ここは考え方にもよりますが、エンジニアがお客さんの前にたって責任を問いただされるような状況は見たことも聞いたこともありません。

 

そのため、落ち着いて自分のペースで働くことができ、仕事内でのお客さんに対するストレスはとても少ないと感じております。
ただし僕の場合、職場内での人間関係に相当ストレスがありました笑

 

私もたくさん失敗してきましたが、上の人が謝ってくれることが多いので、お客さんのことを考えて、できる仕事を一生懸命やってれば、基本的に誰からも文句を言われることはありません。

 

この点が他の業界と比べると給料はいいのみ責任は少なめである理由です。

もちろん会社によって様々ですのでこれはあくまでも一般的な見解になります。

 

年功序列がない

最近では大手企業でも年功序列がないところが増えてきました。

 

実際の例ですと、社員1万人以上の企業において30歳で課長職をしている方がおられました。

 

僕も一緒に仕事をしておりましたが、気の良い兄ちゃん!って感じで誰とでもフレンドリーに話してくれる人でした。

 

そのため、昇進が年齢に囚われないためやる気のある人はモチベーションを高く仕事を続けられることができます。

 

現職では、入社3年目の人が僕より上のレベルで仕事をしている人がざらにいます。(1レベル上で大体年収が120万程度変わるので、それを考えると少しショックなところもありますが笑)

 

逆に、やる気がない人が全く昇進できないかと言うとそうではございません。

課長や部をまとめる役職にはなれませんが、その一つ下くらいの役職まではアップできる企業が多いです。

 

やりがいがある

働く上で多くの方が大切に思われていることは給料とやりがいであるとデータで証明されております。

 

そして、やりがいの点に関して言いますと、システム開発は必ず誰かの役に立ち、かつモノによっては公共性の高いシステムを担当することがございます。

 

そのため、システムをリリースした後の達成感というのはとても感じやすいです。(達成感を感じる間もなく次のプロジェクトに配属されることも多々ありますが・・・)

 

社会や世の中のために貢献したい!と考えている方はシステムエンジニアをオススメします!

 

以上が、

 

残業が多い(平均月30時間程度)

残業時間はみなさん気になるところですよね?

他の業種で働いたことがないのでなんとも言えませんが、僕の経験上、大手企業での残業時間は30時間程度となっております。

 

これは9:00 – 18:00が定時の場合、毎日19:30頃に退勤するイメージです。

これを聞くと、そこまで残業が多くないのではないか?と疑問に思われるでしょうか。

 

しかし、システム開発ではリリースに近づくにつれて忙しくなってきます。
理由は様々ですが、プログラミングのバグや要件の変更などが主な理由です。

 

その結果、私の過去の経験では毎日19:30で退勤することは少なく、システム開発の始めの段階では定時退社
リリース直前では22時退社ということが多くございました。

 

そうなると人というのは忙しい時期の残業時間が強く印象に残るため、システムエンジニアは残業が多いと言われることがよくございます。

 

忙しい時は土日出勤もある

残業が多いと内容が似ておりますが、土日出勤がある場合がございます。

 

基本的にお客さんの都合で土日に出ることが多いです。

 

例えば、お客さんのシステムと接続しているとします。

そして、お客さんがシステムのバージョンアップを土日にやっている場合、バージョンアップ後にバグが起こらないように土日出勤して見ておく必要があります。

 

システムの切り替えで言うと、土日だけでなく深夜の出社もたまにございます。

土日に出勤した場合は必ず平日に振替休暇を取らせる企業がほとんどですので、休みが減るという状況は起こりません。

※サービス残業という言葉も私が働いている限りでは聞いたことはございません。

 

幅広い人脈が築けない

システムエンジニアはこれが一番のデメリットかもしれません。

 

基本的にシステム開発はチームで仕事をするため、関係者が限られてしまうことがほとんどです。

 

そのため、システムエンジニアをずっと続けると知識や思考が偏ってしまうため、僕は専門性を高めるのではなく、コンサルやR&Dなどシステムエンジニアの知識を応用できる職種にチャレンジし、人脈を広げることをオススメします。

※私も将来的に上のキャリアを予定しております。

 

他業種との関わりが少ない

幅広い人脈が築けないと関連しておりますが、銀行系・保険系・製造系などのシステムを開発するとしても、結局は設計書を読んで、それ通りに作るルーティンになってしまうため、外部の人間と仕事を共にする機会が少ない傾向です。

 

人脈が築けない点に付け加えると、システムエンジニアの世界では誰でも簡単にシステムが作れるようになってきております。

 

ということは専門職(例えば、データベースやネットワークなど)の人材が徐々に不要になってきております。

 

簡単な例で言うとクラウド(AWS、GCP、Azure)の流行により、インフラエンジニアの人口がかなり減りました。そのような方はプログラミングやテストといった若い年次の人が担当する仕事に回されてしまっております。

 

つまり、一つの技術を極めることはこの業界ではリスクになります。

 

以上が5年間働いて気付いたシステムエンジニアのいいところ!嫌なところ!になります。

 

就職の難易度は?

就活生と未経験者で採用の観点が異なりますので、それぞれ解説いたします。

 

就活生向け

まず、就活生は他の専門職以外の業種と同レベル程度です。

 

学生時代にプログラミングをやっていた人の割合は2割程度とデータが出ておりますので、志望動機と今後のビジョンが明確になっていれば、大手企業から内定が出る確率が非常に高いです。

 

そのため、学部にかかわらずチャレンジしてみることをオススメします。

 

※プログラミングの経験がなくても、こちらの資格を持っていると就活や入社後に必ず役立ちますので、お時間が余っている方は是非チャレンジしてみてください。

情報系の学生が就活で有利になる資格5選

 

ちなみにシステムエンジニア以外の業種を希望されている方も、仕事では必ずシステムを利用することになりますので、いい機会だと思ってご自身の希望業種に関係のあるシステム会社に応募してみるとさらに広い視点で就活に取り組めると思います。

 

未経験者向け

以下の観点で難易度が異なります。

 

大手企業

  • 個人での実績がないと厳しい
  • 実績を作ってからの転職であれば可能

 

中小企業

  • プログラミングスクールや資格などプログラミングのスキルを証明できるものがあれば難易度は低め

 

ベンチャー企業

  • プログラミングスキルを証明できなくても、独学などで勉強していれば難易度は低め

 

結論を申しますと、未経験者が転職するには独学ないしプログラミングスクールに通って最低限の知識を習得してることが前提となります。

転職に役立つおすすめのプログラミングスクール3選

 

また、大手企業に関して言いますと、未経験者でシステムエンジニアとして採用されたことを聞いたことはありません。

 

ただし、中小企業やベンチャー企業を経て、大手企業へ転職する例は多くございますので、最初から大手企業で働くことは難しいかもしれませんが、勉強を継続していれば必ず大手企業で働くことも可能です。

 

給料はいいの?

一般的に言われている平均給料を言ってもつまらないと思いますので、社名は伏せさせていただきますが私のリアルな給料を公開します。

 

新卒で入社した大手金融系Sier(社会人1~2年目)
・月収24万+残業代3万(残業時間は20時間)=計27万円(手取り)

 

中途で入社したweb系企業の場合(社会人2~4年目)
・月収21万円+残業代5万(残業時間は20時間)=計26万円(手取り)

 

中途で入社した外資系コンサル企業の場合(社会人4~5年目)
・月収29万円+残業代10万円(残業時間は35時間) = 計39万円(手取り)

 

平均と比べると高い部類に入ると思いますが、ご覧の通り企業によってはピンキリです。

 

2社目で一緒に働いていた未経験者の方は大体同じ残業時間で月23万円と言っておりました。

 

以上が、僕が過去働いてきた企業から貰っていた給料になりますので、システムエンジニアに就職・転職する際のご参考になさってください(^ ^)

 

 

【未経験からの転職希望者向け】いますぐやるべきこと

ここからはIT業界に興味のある未経験者向けに、転職するための行動を解説します。

 

解説といっても基本的に過去の記事で全てが説明しておりますので、次の記事を順番に読んでいただき行動してください。

 

転職するか分からないけど、興味がある!と言う方にとっても役立つ記事となっております(^^)

転職エージェントに登録する

プログラミングスクールに通う

転職活動を始める

 

 

まとめと私が考える社会人としての進路(キャリア)について

今回説明したかった内容は以上になります。システムエンジニアについて少しはイメージできましたでしょうか?

 

一般的な転職エージェントの説明とかなり異なる内容であったかと思います。これがリアルなシステムエンジニアです。

 

システムエンジニアというと、理系で難しそう!残業が多くて辛そう!と言ったイメージを持たれているかもしれません。しかしそれはシステムエンジニア全体のほんの一部に過ぎません。(全体の8割程度は文系出身です。)

 

それよりも社会に貢献するための仕事ができる!知識・経験や積むことで世の中を変えられるシステムを作れる!ポジティブな面の方が圧倒的に大きいので、システムエンジニアに興味のある方は是非転職エージェントで相談することをおすすめします!

 

最後になりますが、さらに早いスピードで技術が進化するこの時代に一つの専門分野で食べていくことは非常に難しいと感じております。

 

そのため、私自身いままで主にサーバーサイドのアプリエンジニアをやっておりますが、機械学習やwebマーケティングに関して現在勉強中です。

 

みなさまはAIに使われる人間になるのか?AIを作る人間になるのか?どちらになりたいでしょうか。

 

私は、一つのことをやっているだけでは必ずAIには太刀打ちできないと感じておりますので、広く浅く知識を習得することでAIには真似できない(統合的に推察し、答えを導く)スキルを身につける努力をしておりますので、みなさんもシステムエンジニアはこれからを生きていく上での選択肢の1つだと考えて、ご自身の可能性を広げるためにたくさんの経験を積んでください。

 

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

このブログでは主にIT・転職・自己啓発に関する役立つ情報の発信を心がけておりますので、ご興味があれば他の記事も覗いてみてください。

 

それでは、また次の記事でお会いしましょう〜!