いま休職中のみなさま、まずは体調を治すことを第一に考えてください!!(過去に6か月間の休職を経験した私からのアドバイスです。)
そして、時は経ち休職の期間が終了しそうなときに、まだ体調が万全でない方は次の疑問を抱くと思います。
- 休職って延長できるの?
私も復職が嫌すぎて、診断書の休職期間の終了が近づくにつれ、体調が徐々に悪くなっていきました。。。
休職の延長に関して結論としては、思った以上に簡単に休職は延長できますが、休職時の注意点がいくつかありますので後述にて詳しく説明します。
今回は以下の流れで説明します。
- 休職を延長する方法
- 休職中の注意点
- さいごに:休職中は休むことが最優先
先に私の経歴についてお伝えしておきます。
- 現在、IT企業に勤めている社会人7年目
- 過去に2度の転職を経験
- 新卒2年目に職場の人間環境に疲弊し6か月間の休職を経験
- 1度目はスキル、2度目は年収アップを実現
- 現在は外資系コンサル企業のSE
休職を延長する方法
休職期間の終了日が近づいているにも関わらず、体調があまり回復されない方は休職の延長を真っ先に検討してください。
そして、休職を延長する方法は主に以下の2つになります。
- 診断書をもらった病院へ行き、再度診断書をもらう
- 上司に休職を延長する旨を伝え、診断書を会社へ郵送する
①診断書をもらった病院へ行き、再度診断書をもらう
一点目はどんな状態であれ「体調が回復しないから休職を延長したい」という内容をかかりつけ医に伝えてください。
休職を延長するには様々な理由(本当に体調が回復しない、復職する意思はないが転職先がまだ決まっていないなど)があると思いますが、休職を延長することを目的とするのであれば、心身の不調を伝えることがベストな手段となりますので、正直に転職先が決まっていないとは言わないよう気を付けてください。
「診断書がもらえなかった」という方は下記の記事で診断書のもらい方を解説しておりますのでご参考に行動してください。
【休職】診断書がもらえない場合は?結論→別の心療内科に行く【私の実体験を紹介】
②上司に休職を延長する旨を伝え、診断書を会社へ郵送する
そして、診断書がもらえたらあとは辛いかもしれませんがきちんと会社の上司や窓口の方へ休職を延長する旨、メールしましょう。
診断書の渡し方は会社によって様々ですが、基本的に郵送OKの企業がほとんどですので、もし「診断書は直接持ってきて」と言われても、「実家に帰ってる」や「外に出られる状態ではない」などの直接渡せない理由を伝え、できる限り郵送するようにしましょう。
郵送を推す理由は、ご自身で大丈夫思っていても休職に追い込まれた場所に行ったら色々と思い出し、気持ちが落ちてしまう可能性があるためです。(私も休職した会社の近くを通るたび、あれから4年以上たってもまだ思い出して辛くなります。)
私が実際に郵送したエピソードはこちらでまとめておりますので、興味がございましたらご覧ください。
【6ヶ月間休職したSEの実体験】休職する際の診断書の郵送方法【計4度郵送】
以上が休職を延長する方法になります。
休職中の注意点
続いて休職中の注意点について3点説明します。
- 社内の人とは積極的に連絡を取らない
- 転職していることを社内の人にもかかりつけ医にも言わない
- 自分が思っている以上に休むこと
すべてに共通して言えることは、「なぜ休職しているのか?」について目的を忘れずに休職期間を過ごすことを意識してください。
それでは上記の3点に注意する理由を説明します。
①社内の人とは積極的に連絡を取らない
一つ目は「社内の人とは積極的に連絡を取らない」ことです。
理由は社内の人に現状を伝えた場合、戻らざるを得ない状況に陥るケースがあるためです。例えば、休職直後から同期と連絡を取り、1か月経ったことから少しずつ体調が回復したとします。
そしてこちらの状況を同期に伝えた場合どうなると思いますか?
「なんで体調の良い人が休んでお金をもらってるの・・・」と嫉妬や僻みの対象になる可能性がございます。(世の中は理解のある人だけで成り立っていません。)
そのため、同期伝えに体調が治っているにも関わらず休職状態であることが直属の上司や人事に伝わり、復職を早められる可能性がございます。
もし、復職が近づくにつれて大きな不安が襲ってきてもう少し休職したい場合でも、休職を延長しづらい状況になるためこの時点で復職か退職を迫られてしまいます。
そのため、たとえ仲がいい人がいたとしても、休職期間中に連絡を取るのは休職関連の窓口になっている人に限定しましょう。その代わり、利害関係がなくなる復職や退職した場合は普段通りの関係に戻っても構いません。
②転職していることを社内の人にもかかりつけ医にも言わない
二つ目は「転職活動をしていることは誰にも伝えない」ことです。
休職とは「復職が前提」となっていることから、社内の人に伝わってしまうと休職ではなく退職を迫られてしまいます。
また、かかりつけ医に伝わった場合「転職活動ができるくらい回復しているのであれば、休職の延長はできない」ということになるでしょう。
かかりつけ医によってはその状況を承知のうえで休職を延長するための診断書を出してくれるケースもありますが、ほとんどの場合は診断書はだしてもらえません。
その結果、転職先が見つからずなくなく復職の選択肢しか取れない。みたいな状況に陥ってしまうため転職活動をしていることは社内の人やかかりつけ医には言わないようにしてください。
【ばれる⁉︎】休職を隠して転職する際の注意点【休職中に転職活動を行なっていた私の実例を公開】
③自分が思っている以上に休むこと
最後は「必要以上に休みましょう!」
休職せざるを得ない状況になってしまうということは、相当心身ともに疲弊していると思います。
そのため「あ、いけるかも!」と思っても、そこから最低2週間以上様子を見ることをお勧めします。
復職期間が近づくにつれ、不安が大きくなり健康を害することはよくあります。
そのため、大丈夫そうだとしてもそこから数週間は様子を見て今後の選択を決めましょう。
仕事が辛い時は休職と退職どっちが正解?【結論:どちらも正解】
さいごに:休職中は休むことが最優先
まとめになります。
今回は休職を延長する方法と休職中の注意点について私の実体験をもとに説明させていただきました。
休職を延長する手順は、
- 診断書をもらった病院へ行き、再度診断書をもらう
- 上司に休職を延長する旨を伝え、診断書を会社へ郵送する
の2ステップになり、そこまでハードルも高くありませんので「体調がまだ回復していない」と感じるようであれば、迷わず休職を延長するための行動をとりましょう。
そして、休職中の注意点として次の3つを挙げさせていただきました。
- 社内の人とは積極的に連絡を取らない
- 転職していることを社内の人にもかかりつけ医にも言わない
- 自分が思っている以上に休むこと
私は休職期間中に「身体を休めること」と「今後のために行動すること」のみを徹底的に考えて、日々生活しておりました。
そのため、その目的の障壁となる行動を考え抜き、極力避けてきました。
今回の記事では休職を延長する方法をメインに説明させていただきましたが、後半部分もとても大切な内容を詰め込んでおりますので、いま休職中の方は、理解できるまで読んでいただきたいです。
そして、この記事が少しでもみなさまの役に立ってほしいという想いを込めて書いております。いまはお先真っ暗な状況かもしれませんが、いまより悪くなることはありませんので
少しずつ将来のための行動を起こしていきましょう!
私のブログでは休職に関する記事も多く書いておりますので、本ブログに興味を持ってい頂けましたらぜひほかの記事もご覧ください!