近年、日本のIT業界においては、エンジニア不足が深刻化しています。
そのため、IT業界への転職を考える人も増えています。しかし、SE職に未経験で転職を考えると、実際にどのようなスキルが必要なのか分からないという人も多いでしょう。
本記事では、SE職に未経験でも即戦力になるために必要なスキルを紹介します。
まだITについて学習されていない方は今回ご紹介するスキルを一通り学べる「基本情報技術者試験」の合格を目標に自己研鑽されることをおススメします!
【基本情報技術者試験】初心者が1ヶ月で合格するための勉強法&必須の参考書
※基本情報処理技術者よりも1ランク簡単な「ITパスポート」という資格もございますが、そこまでレベルが変わらないため、私個人としては「ITパスポート」の資格は不要であると考えております。
まず、私の簡単な転職歴を紹介します。
- 現在、外資系IT企業に勤めている社会人7年目
- 過去に2度の転職を経験
- 新卒2年目の時に適用障害と診断され6か月間の休職経験あり
- 現在は外資系コンサル企業のITコンサルタント(勤続4年目)
SE転職で未経験でも即戦力になるためのスキル
プログラミング言語の基礎知識
SE職には、プログラミング言語の知識が必須です。プログラミング言語には、JavaやPython、JavaScriptなど、数多くの種類がありますが、それぞれの言語の基本的な構文や機能を理解しておくことが重要です。
これにより、開発中にエラーが発生しても、原因を追跡することができます。また、SE職では、既存のソフトウェアを修正することもあります。その場合も、プログラミング言語の知識があることで、修正がしやすくなります。
プログラミング初心者は何から始めるべきか?【ゴールまでの道筋も公開】
【初めての方へ】初心者がプログラミング言語を選ぶ際のコツ【無料で利用可能なサービスを使い倒すべし!】
データベースの基礎知識
SE職では、データベースを扱うことが多いため、データベースの基礎知識が必要です。
データベースには、リレーショナルデータベースやNoSQLデータベースなど、様々な種類がありますが、基本的な概念や操作方法を理解しておくことが大切です。
例えば、データの登録や更新、削除などを行うことができるSQL(Structured Query Language)の基礎的な文法を理解しておくことは、SE職での業務において必須のスキルと言えます。
システム設計の基礎知識
SE職においては、システム設計のスキルも必要です。
システム設計とは、システム全体の構成や、各機能の詳細な設計を行うことです。
SE職では、開発の前段階である要件定義から、開発・テスト・リリースまでのプロセス全体にわたってシステムを設計する必要があります。
そのため、システム設計の基本的な概念や方法論について理解しておくことが重要です。
例えば、UML(Unified Modeling Language)という言語を用いてシステムを設計することが多く、UMLの基本的な要素や記法を理解しておくことは必須です。
プログラムのテスト手法の理解
プログラムのテスト手法について理解しておくことも、SE職においては必要です。
テスト手法には、単体テスト、結合テスト、システムテスト、受け入れテストなどがあります。
それぞれの手法について、何をテストするのか、どのような方法でテストするのかを理解しておくことで、自分が開発したプログラムの品質を高めることができます。
※私個人的には高品質なシステムを作るためにはプログラミングの技術よりもテストに関する技術の方が大切であると考えております。
コミュニケーション能力の向上
SE職では、チームでの開発が基本となります。
そのため、コミュニケーション能力が必要です。開発チーム内での意見のやりとりや、顧客とのコミュニケーションなど、様々な場面でコミュニケーション能力が求められます。
また、プログラムの仕様や機能について、わかりやすく説明することも必要です。
コミュニケーション能力が高い人は、顧客から信頼を得やすく、チーム内でもリーダーシップを発揮することができます。
プログラミングが苦手だけどシステム開発に携わりたいという方は特にこのスキルが必要になります。(日本国内の場合、プログラミングを書く仕事よりもお客さんと会話しシステムの仕様を決めるSEの方が給料が高い傾向があります。)
まとめ
以上が、SE職に未経験でも即戦力になるために必要なスキルの一例です。
これらのスキルを習得するためには、自己学習や専門学校・短期講座などを利用することができます。また、実際に開発に携わることで、経験を積みながらスキルを向上させることも重要です。
SE職に未経験で転職を考える人は、これらのスキルを習得し、即戦力になるために努力していくことが大切です。