- どんな特徴であれば休職した方がいいのか分からない
- 仕事で精神的、体力的に追い込まれていると感じているけど、頑張ればまだやれそうだと感じている
今まで一度も体調面を理由に休職されていない方は多くの方が上記の悩みを持たれております。
しかし、頑張りすぎた結果、身体を完全に壊して半年ほど何もできないような人もいます。(私です…)
この記事では実体験に基づいて、うつや適用障害で休職する直前の特徴をまとめましたので、ご自身の状況と照らし合わせていくつ当てはまったか確認してみてください。
結論をご紹介する前に大前提として、次の2点が挙げられます。
- 追い込まれていると感じる期間が1週間以上続けば、たとえ体調に支障がなくても休職すべき
- 精神的、体力的に自信がある人ほど、突然、おかしくなってしまうことがある
私自身、新卒2年目の時に「仕事が辛いけどまだできる…」を3ヶ月続けたところ、完全に身体を壊してしまいました。この記事を読まれている方には「仕事が辛いけどまだできる…」状態から勇気を出して休職していただきご自身の身体を守ってほしいと切に願っています。
この記事ではうつで休職する直前の特徴の他にも、休職ではなく即日で退職する方法や休職期間中の過ごし方についてもご紹介いたしますので、休職した先のことを考えるヒントにしていただければ幸いです。
そして、読み終えた後に得られることは次の3点になります。
- 休職した方がよいか基準がわかる
- 退職しても1年間は失業手当で生活できることがわかる
- 休職中の理想的な生活方法がわかる
本題の前に私の簡単なプロフィールをお伝えします。
- 現在、IT企業に勤めている社会人7年目
- 過去に2度の転職を経験
- 金融系Sier、Web系Sier、外資系コンサル企業の順に在籍
- 現在は外資系コンサル企業のITコンサル
うつで休職する直前の特徴
うつで休職する直前の主な特徴は次の通りです。
いくつ当てはまっているか確認してみてください。
☑仕事中は常に誰かに怒られるのではないかと感じ、仕事の全く集中できない
☑他人のミスにも関わらず、自分が怒られたような気分になる
☑上司やチームメンバーに気軽に仕事の相談をすることができない
☑通勤時に動悸がする
☑業務終了後、明日にでも仕事を辞めたいと感じることがある
☑休日にも仕事のことを考えてしまい、気分が落ち込む
☑一番気持ちが落ち着くタイミングは金曜日の業務終了後
☑プライベートで仕事の不満を打ち明けられる相手がいない
☑以前に比べて趣味を楽しめない
☑睡眠や食生活がだらしなくなる(どうでもよくなる)
上記の特徴は実際にうつになって休職した私の実体験となります。
このうち3つ以上当てはまっている場合、放置すると高確率で身体を壊して長期間休まなければいけない状況になりますので、早めに何かしらの対策を取られることをお勧めします!
うつによる休職ではなく退職したい方へ
うつで休職するかどうか考えている人の中には「もうこの会社と関わりたくない…」と考える人も少なからずいらっしゃいます。
このような方におすすめの手段が退職+失業手当になります。
メリットとしては、会社と完全に離れることができ1年半は国から失業手当を受給しながら転職先を探すことができる点になります。
そして、一般的な企業では退職の1ヶ月前(法律では2週間前から可能)に退職の意向を伝える必要があるますが、この記事を読まれている方は1ヶ月も待てない方が多いと思います。
そのような方には退職代行サービスの利用がおすすめです!
退職代行サービスは、代行業者に退職代行の依頼をするだけで退職に関する手続きを全て代行していただくことができます。多少費用(平均3万円程度)はかかりますが1ヶ月待つことに比べてら圧倒的にコスパが良いので、ぜひご自身の身体を守り、時間を有効活用するために退職代行サービスの利用をご検討ください。
※退職代行サービスは多数の企業が運営しておりますが、悪徳業者も多く見受けれます。そのため、必ず実績のある大手の退職代行サービスを利用してください。
そして、退職手続き完了後、近所のハローワークへ行き、失業手当の受給申請を行ってください。(いくつか条件がございますが、申請が通らなかったという話は聞いたことがございません。)
ここまで完了したら、1年間の生活費が保障されておりますので、まずは身体を休めること。そして、次の職場を探し始めたりスキルアップなどに時間を有効活用してみてください!
会社から離れるかどうかすぐに決めることができない方は、まず休職の手続きを行いましょう。私自身、体を壊してからすぐに休職できたため、退職するよりも少ない労力で手続きを完了することができます。
休職の手順を以下の記事でまとめておりますので、気になる方はご覧ください。
【休職】診断書がもらえない場合は?結論→別の心療内科に行く【私の実体験を紹介】
【6ヶ月間休職したSEの実体験】休職する際の診断書の郵送方法【計4度郵送】
また、よくある間違えとして、「転職活動して転職先が決まったらうつ病も回復する!」と勘違いされている方も多くおられますが、うつ病になった状態で働きながらの転職活動はとても難易度が高いです。(そもそもうつ病の時は体力的にもすり減っているため、必ずどこかでガス欠します。)
うつによる休職中の理想的な生活
最後にうつで休職した時の理想的な生活に関して、2パターンに分けて簡単にご紹介します。
復職したい方へ
まず1つ目は将来的には復職を検討されている方向けになります。
会社には満足しているが、部署やチームの人間関係が悪くなり休職に至った方の多くがこちらのパターンになります。
- まずは会社との距離をおき、身体を休めること
- そして、体調が回復してきたら少しずつ復帰のやりとりをする
- スキルアップやリフレッシュのために時間を使う
特に2番目の復帰に向けたやりとりについて、休職に陥った状況を詳細に説明し、同じ状況に陥らないように対策をしてもらいましょう。(人間関係の悪化による休職であれば、復帰時に部署移動などを調整してもらうなど)
そして、体調がよくなったからといってすぐに復職するのではなく、自分で完全に体調が回復したと感じる期間にプラス1ヶ月程度の猶予をもらうことで、より万全の状態で復職することができ、かつ無理に復職することがないので、またすぐに休職してしまうような状況になる可能性が低くなります。
転職したい方へ
2つ目は将来的に復職はあまり検討しておらず、転職したいと考えている方向けになります。
自身のキャリアビジョンと会社の方針に乖離があると感じている方の多くがこちらのパターンになります。
- まずは会社との距離をおき、身体を休めること
- そして、体調が回復してきたら転職活動を開始する
- 体調が万全だと感じても次の内定先が見つかるまでは診断書をもらい続ける
- 次の内定先が決定後、現職の連絡窓口の担当者へ退職の意向を伝える
- 転職する
特に3番目の次の内定先が見つかるまでは診断書をもらう続けることがポイントです。
もし、ここで診断書を貰わず復職してしまうと、会社の方針に不満があり抜本的な問題の解決には至らないため、再度休職する可能性が高まってしまいます。そのため、次の内定先が見つかるまでは診断書をもらい続けてください。
休職中の転職活動に関する記事はこちら
仕事が辛い時は逃げてください | 新卒1年半で休職/転職を経験した実体験
【質問:休職中に転職活動をしてもよいか?】結論:どんどんやってください
さいごに:うつで休職する直前の特徴は似通っている
この記事では、休職する基準が分からないという方に向けて、うつで休職する直前の特徴についてご紹介しました。
うつで休職する直前の主な特徴は次の通りです。
☑仕事中は常に誰かに怒られるのではないかと感じ、仕事の全く集中できない
☑他人のミスにも関わらず、自分が怒られたような気分になる
☑上司やチームメンバーに気軽に仕事の相談をすることができない
☑通勤時に動悸がする
☑業務終了後、明日にでも仕事を辞めたいと感じることがある
☑休日にも仕事のことを考えてしまい、気分が落ち込む
☑一番気持ちが落ち着くタイミングは金曜日の業務終了後
☑プライベートで仕事の不満を打ち明けられる相手がいない
☑以前に比べて趣味を楽しめない
☑睡眠や食生活がだらしなくなる(どうでもよくなる)
このうち3つ以上当てはまった方はすぐに休職に向けた行動を取られることをおすすめします。
【休職】診断書がもらえない場合は?結論→別の心療内科に行く【私の実体験を紹介】
【6ヶ月間休職したSEの実体験】休職する際の診断書の郵送方法【計4度郵送】
そして、休職ではなくすぐにでも退職したいと考えている人へ「退職代行サービス+失業手当」が最もベストな選択肢であることをご紹介しました。
【1日で退職可能!!】20代,30代におすすめの退職代行サービス10選
最後に、休職中の理想的な生活について、復職したい方と転職したい方に向けて、それぞれご紹介しました。
復職したい方向けの生活は次の通りです。
- まずは会社との距離をおき、身体を休めること
- そして、体調が回復してきたら少しずつ復帰のやりとりをする
- スキルアップやリフレッシュのために時間を使う
転職したい方向けの生活は次の通りです。
- まずは会社との距離をおき、身体を休めること
- そして、体調が回復してきたら転職活動を開始する
- 体調が万全だと感じても次の内定先が見つかるまでは診断書をもらい続ける
- 次の内定先が決定後、現職の連絡窓口の担当者へ退職の意向を伝える
- 転職する
最後に、現代病と呼ばれているうつは既に多くの事例が出ており、うつになる直前の特徴などもある程度分かってきております。そのため、少しでも「うつかも…」と感じる方は、この記事を参考に自分が休職した方が良いかどうかを確認してみてください。
そして、休職するのであれば今後のキャリアを見据えた行動をとることをおすすめします。
私自身、うつや休職を経験しましたが、いまは体調も万全となり2回の転職を経て、希望していた外資系企業へ転職することができました。そのため、キャリアを棒に振らないためにも「休職なんて絶対にしない」と考えるのではなく、「健康でなければ仕事ができない」くらいの気持ちで辛かったら休んだらいいと思います。
この記事がいま現在、しんどい思いをされている方にとって少しでもお役に立てたら嬉しい限りです。
私のブログでは他にも休職や転職に関する記事を書いておりますので、興味のあるタイトルがありましたら是非のぞいてみてください!
それでは!