今回は実際に私が体験した休職について、プライベートと仕事の2つの観点でメリット・デメリットをご紹介し、最後に休職を考えている方に私自身が休職した経験を通じて「人生で大切」だと思ったことを紹介します。
休職を考えている次のような方々に参考になると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
- 仕事が辛いけど、周りで休職している人がいないから休職すると職場に言いづらい
- 同僚と比べて出世できなくなりそう
- 復職後、周りから冷ややかな目で見られそう
- 休職中、金銭的に生活できるか不安
- 休職中に何をしたらいよいか分からない
- 休職後に復帰できるか分からない
- そもそも休職について相談できる人がいない…など
先に私の経歴についてお伝えしておきます。
- 現在、IT企業に勤めている社会人7年目
- 過去に2度の転職を経験
- 新卒2年目の時に適用障害と診断され6か月間の休職経験あり
- 現在は外資系コンサル企業のSE
- ブログを本格的に書き始めて3年目
本題に入る前に休職にはお医者さんからの診断書が必要です。診断書のもらい方については過去にまとめておりますので、こちらもご参考にしてください。
経験者が感じた休職のメリットとデメリット
それでは本題に入ります。
今回はプライベートと仕事の2つの観点に分けて、それぞれメリット・デメリットをご紹介しますが、私の個人的な意見としてはいくら不都合なデメリットがあったとしても自分の身体を守るために休職という選択肢を取るべきと考えております。
【プライベート編】休職のメリットとデメリット
プライベートに関する休職のメリットは次の通りです。
- 精神的・体力的に回復できる
- 何をしてもいい自由な時間が作れる
- 生活できる程度の給付金がもらえる
デメリットは次の通りです。
- 給与が働いていた当時よりも収入が減る
- 一人暮らしだと特に食生活が乱れる
- 意外とやることがある
デメリットの方が気になっているかと思いますが、私の場合、家賃6万の1Rで一人暮らしをしておりましたが、多少の貯金もあり収入(厳密には給付金という形で受け取る)が減ったとしても十分に生活できておりました。何なら月1回ほど旅行に出かけておりました。w
また、2週間に1度の頻度で心療内科で診断を受ける必要があり、引きこもりの私には意外とこれが忙しく感じました。
ただ、デメリットはそのくらいであとは自分の好きなこと(私は永遠と海外ドラマをみておりました)や将来のことを考え、行動を起こす時間が取れたため、私の人生の中でもとても大切な時間だったと言えます。
もし、無理して当時の会社で働き続けたとしたら、いまはもっと精神的に病んでおり、思考停止の社畜一直線だったと思います。
【仕事編】休職のメリットとデメリット
続いて、仕事に関する休職のメリットは次の通りです。
- 仕事のストレスが大幅に軽減する(なくなりはしない)
- 会社と距離が取れる
- 転職活動をする時間ができる
デメリットは次の通りです。
- 会社での出世が遅れる可能性がある
- 同僚との距離が空いてしまう
- 精神的に職場に戻りづらくなる
仕事でのデメリットはプライベートに比べて多くはなります。例えば、その会社に復職することを前提とすると、他の休職未経験の同僚に比べて初めのうちは昇進のスピードが遅くなり、さらに休職したことで同僚との関係が崩れるなんてこともよくあります。
アドラー心理学によるとストレス(悩み)の原因はすべて人間関係に帰着すると言われている通り、一度休職してしまうとなかなか復帰することが難しくなることもデメリットとして挙げられます。
ただ、上記であげたデメリットはすべて復職することを前提としておりますので、転職してしまえばデメリットなんてありません。
もちろん「休職しているにも関わらず簡単に転職なんてできるはずない!」と思われる方がほとんどかと思いますので、休職中の転職に関連する記事も貼っておきます。以下の記事は私の実体験をもとに執筆しておりますので、全てとは言いませんが何かしら転職活動の参考にはなると思いますので、ぜひご覧ください。
実際に休職してみて気づいた「人生で大切なこと」
ここからは私が実際に休職して気づいた人生で大切なことを紹介します。(本編はもう終わりましたので、不要であれば読み飛ばしてください。)
- 会社だけが人生の全てではない。
- 働き方は一つだけではない。
- 必ず自分にマッチする会社がある。
会社だけが人生の全てではない。
新卒で入社すると、ほとんどの方が気合十分で仕事に打ち込む(環境に慣れる)ように努力するかと思います。
そうすることで、自分の居場所がここにしかないと思い込み、会社で失敗したら全てがダメになると思ってしまいます。(実際に私がそうでした。)
ただし、実際はそんなことは全くありませんでした!
今だから言えるのですが、会社は人生を豊にするツールの一つであり、たとえ休職や転職をしたからと言って、自分の人生にはそんなに影響はありません!(多少、大袈裟に言っております。)
働き方は一つだけではない。
私は現在、3社目の企業で働いておりますが、全社とも働き方は全く異なっておりました。
一社目(大手金融Sier) | マニュアル化された仕事内容。面白みZERO |
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二社目(Web系Sier) | 自由と責任が多い。 |
三社目(外資コンサル) | 大きな案件にアサインされた場合、永遠と案件の歯車になる |
あくまでも私の印象です!
そのため私的にはいくつかの会社を経験し、自分に合った働き方を見つけることが一番効率よく働きやすい環境に移る方法であると思っております!
必ず自分にマッチする会社がある。
2点目に関連しておりますが、多様な働き方が増えている世の中において、いろんな働き方を経験することで、自分にあった働き方(会社)を見つけることが間違いなく可能です!
今の会社に不満があるようでしたら、外の世界を見て、ご自身の働き方にマッチしそうな会社に転職するのもいいと思います!
さいごに:休職しても人生はなんとでもなる!
さいごにまとめになります。
今回は実際に私が体験した休職について、プライベートと仕事の2つの観点でメリット・デメリットをご紹介し、最後に休職を考えている方に私自身が休職した経験を通じて「人生で大切」だと思ったことを紹介しました。
プライベートに関する休職のメリットは次の通りです。
- 精神的・体力的に回復できる
- 何をしてもいい自由な時間が作れる
- 生活できる程度の給付金がもらえる
デメリットは次の通りです。
- 給与が働いていた当時よりも収入が減る
- 一人暮らしだと特に食生活が乱れる
- 意外とやることがある
続いて、仕事に関する休職のメリットは次の通りです。
- 仕事のストレスが大幅に軽減する(なくなりはしない)
- 会社と距離が取れる
- 転職活動をする時間ができる
デメリットは次の通りです。
- 会社での出世が遅れる可能性がある
- 同僚との距離が空いてしまう
- 精神的に職場に戻りづらくなる
そして、実際に休職してみて私が気づいた「人生で大切なこと」は次の3つとなります。
- 会社だけが人生の全てではない。
- 働き方は一つだけではない。
- 必ず自分にマッチする会社がある。
休職はできれば避けたいものですよね。
休職してしまうと、デメリットが多そうだからつい自分を限界まで追い込んでしまう。という方も多いのではないでしょうか。私もそうでした。
しかし、実際に休職を経験した私だから言えることですが「長い目で見た時にたとえ休職したとしてもキャリアには何一つ影響しません。」
現に、私は現在外資系のコンサル企業で働いており、当時休職をした会社で働くよりもより高い給料をもらい、やりがいのある仕事をすることができております。
これは私が休職期間で将来どうするかを真剣に考えて行動した結果、今があると思っています。なので、私としては新卒2年目のあの時期に休職したことがかえって良かったと思っています。
休職はメリットだけでなく、少なからずデメリットもありますが、身体を壊して全く動けなくなるよりも、疲れたら休むようにすることで、自分らしい働き方ができるのではないかと思っています。
この記事では紹介しきれませんでしたが、休職×転職は私のブログの中で最も読者の方に伝えたいテーマとなりますので、過去に執筆した関連記事を貼っておきますので、休職生活のガイドとしてお読みいただき、私の経験がみなさまのお役に少しでも立てたらうれしい限りです。
https://tenshoku-nikki.com/kyuushoku-huri/